このコーナーでは、音楽に情熱を注ぐ佐藤楠大アナウンサーが、選手たちの個性を反映した曲を深掘りし、その背景にあるストーリーを紹介します
2024年1月16日放送では、大野雄大投手が自ら選んだ打席登場曲、サカナクションの「新宝島」が注目されました
沢村賞受賞歴を持つ大野投手の成長と試練
大野投手は多くのファンに支持される中日ドラゴンズのエースであり、彼のマウンド登場時に流れる曲としてあいみょんの「ハルノヒ」が知名度を誇りますしかし、打席に向かう際にはサカナクションの「新宝島」が流れます
この選曲の背景には、彼の多くの経験と感情が込められています
大野投手は2010年に佛教大学からドラフト1位指名を受け、中日ドラゴンズに入団しました
2020年には名誉ある沢村賞を獲得したものの、その後は怪我に苦しみました
2024年春、彼は復帰し、556日ぶりに白星を記録しました
2025年シーズンでのさらなる復活が期待されています
自主練習で見せた大野投手の人柄
オフシーズンが訪れても自主練を欠かさない大野投手その姿を取材を通じて見てきた佐藤アナは、彼の明るい人柄に感銘を受けたと語っています
特に印象に残ったエピソードとして、冷え込む日の自主練の際に「今日は俺のために来てくれてありがとう!」と声をかけ、周囲の緊張感を和らげたというエピソードがあります
このように、彼は単なるベテラン投手としてだけでなく、チームのムードメーカーとしても存在感を発揮しています
楽曲「新宝島」との出会い
大野投手は移動の際によくサカナクションを聴くそうです彼が「新宝島」を打席の登場曲に選んだ理由について、「メロディーが素晴らしく、曲調が盛り上がる
皆が知っている曲だからこそ、場内が一緒に盛り上がるからいい」と語っています
この楽曲との出会いには、かつてのチームメイト、ソロイ・アルモンテ選手が「新宝島」を使っていたことが影響しており、大野投手はその曲を気に入りながらも、アルモンテ選手が退団するまで使用を避けていたことが、その背景にあります
大野雄大投手が打席登場曲にサカナクションの「新宝島」を選んだ背景には、彼の人生や人柄が反映されています。特に、怪我からの復帰を果たした今シーズン、彼の成長やチーム内での雰囲気作りへの貢献が目立ち、ファンの期待を一層高めています。
キーワード解説
- 沢村賞とは?:日本のプロ野球における投手に贈られる賞で、年間で最も優れた成績を収めた投手に与えられる。
- 自主練とは?:選手がチームの練習とは関係なく、自分の技術向上のために行う練習のこと。
- メロディーとは?:楽曲における旋律の部分で、音楽の流れを基にした形で表現される。