21日、G球場で行われた自主トレーニングでは、昨年9月に左肋骨(ろっこつ)を骨折した影響を全く感じさせない打撃を披露
打撃練習中には、球場に響く鋭い打球音が印象的で、彼の回復ぶりを証明した
自主トレーニングの公開
吉川選手は、この日の自主トレ中に15分間のマシン打撃を行い、復活した体の感触を確かめた「問題なくできて、しっかりバットは振れている
体自体は全然大丈夫なので、自主トレからバットを振ることはしっかりやってきました」と全快を強調
特に注目されたのは、彼の打球の鋭さで、練習を見守った観客もそのパフォーマンスに驚いていた
昨季の活躍と私生活の充実
昨季、吉川選手は143試合にスタメン出場し、打率2割8分7厘、5本塁打、46打点の成績を残したまた、二塁手部門では自身初のゴールデン・グラブ賞とベストナインを受賞
さらに、昨年12月にはシンガー・ソングライターの足立佳奈さんとの結婚を発表し、私生活でも充実期を迎えている
今季への期待と役割
阿部慎之助監督(45)は、今季の打順を吉川選手と岡本選手の2人に絞り込み、「2番は尚輝に打たせたい」と明言彼は安定した打撃力と機動力を兼ね備えた選手として、打線において重要な役割を果たすことが期待されている
吉川選手は、「ホームランをバンバン打てるタイプではないので、ランナーを進める打撃もやる
どの打順でも任されたところでやっていきたい」とコメントし、自身の役割を明確にした
目指すは“鉄人”の称号
ケガを療養した年明けからは、ほぼ100%の状態に戻り、打撃フォームを細かく分析しながら練習を重ねているもし今季も143試合全てに出場すれば、1951年と52年に達成した千葉茂以来の快挙となる
「一日一日やるだけですね」と述べ、目の前の試合に全力を注ぐ姿勢を見せた
今年のテーマとして、自身の名前にもある「輝」を掲げ、「リーグ優勝、日本一になって輝けるように、という思いです」と語った
フォア・ザ・チームの精神を大切にしつつ、吉川選手はチームの連覇に向けた希望の光となることを誓った
(宮内 孝太)吉川選手が故障から復活し、今シーズンの活躍が期待されています。打撃についての彼の意欲や役割、プライベートの充実が報じられ、さらなる成長を遂げる姿が想像されます。監督からの高い期待に応え、チームの中心選手としての立場を確立してほしいです。
キーワード解説
- 全快とは?:病気や怪我が完治し、元の状態に戻ることを指します。吉川選手はこれを宣言し、万全の体調をアピールしました。
- 自主トレとは?:選手が公式の練習やシーズン前に行う自主的なトレーニングのこと。自分のペースでフィジカルトレーニングや打撃練習を行います。
- ゴールデン・グラブ賞とは?:野球の守備の優れた選手に贈られる賞で、選手の守備力を評価する重要な指標とされています。