千葉ロッテ新スタジアムのドーム化を再検討、建設費の調整へ

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プロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠地である「ZOZOマリンスタジアム」(千葉市美浜区)の再整備について、千葉市は新スタジアムをドーム型にする方針を再検討していることが、20日の定例記者会見で神谷俊一市長により発表された

元々は屋外型のスタジアムを計画していたが、市民からのリクエストを受けて変更が検討されている

スタジアムのドーム化は、高額な建設費が問題視されており、屋外型と比較して4億円から400億円以上の追加コストが予想される

市としては、この経費を「ネーミングライツ」と呼ばれる、企業がスタジアム名を使用する権利の販売益から賄う方針で進めている

神谷市長は「球団と共にドーム化の実現に向けた検討をしたい」と語り、千葉ロッテ側も市に対して民間投資での追加費用を負担することを前提にドーム化の可能性を再検討するよう要望を行った

千葉市が5月に発表した基本構想案では、建設コストの優位性を理由に屋外型の新スタジアムを現在地から北に約1キロ移転して建設する予定だった

しかし、特に「暑さ対策」への懸念が市民から多く寄せられ、計433件の意見のうち約30%がドーム化を求めるものであった

市関係者によると、命名権の契約額が上昇傾向にあるため、その売却益を利用してドーム化に掛かる費用の一部を補う計画が進行中である

市は来年1月から、ドーム型と屋外型それぞれのスタジアム設計を行い、3月頃に形式の正式決定を予定している

2025年度の完成も維持される見込みだ

千葉ロッテの新スタジアムに関する再整備の動きは、地域の意見が反映されていることが示されており、市民の要望に応えようとする姿勢が市の方針に反映されています。スタジアムのドーム化は、選手やファンにとって快適な環境が作られることが期待され、今後の進展が注目されます。
キーワード解説

  • ドーム化とは?スタジアムや体育館などにおいて、上部に屋根を設け、雨や日差しから守る設計のことです。これにより、試合やイベントを天候に左右されずに行うことができます。
  • ネーミングライツとは?企業がスタジアム名などに自社の名前を使用する権利を購入することで、その収益がスタジアムの建設費や運営費に充てられる仕組みです。
  • パブリックコメントとは? 政府や地方自治体が計画や政策に対して、国民や地域住民から意見を募る制度のことを指します。これにより、施策に対する市民の声を取り入れることができます。

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