伏見選手と初めて出会ったのは小学6年生の時
少年野球大会の開会式で、彼の隣に座った少年が話しかけてきた
「今年は強いの?誰がエース?4番は誰?」という質問から始まった彼との交流は、今思えば彼の高いコミュニケーション能力が伺える瞬間だった
その当時の試合では、伏見選手から痛烈な本塁打を浴びた思い出が強く残っており、以降は彼の成長を見守ってきた
東海大学を経て、2012年に開催されたドラフトでオリックスから3位指名を受けて入団したニュースに感激したことも、今では良い思い出である
2022年のオフ、オリックスからフリーエージェント(FA)として北海道日本ハムファイターズに移籍が決まった時、伏見選手は沖縄・名護で行われた自主トレーニングの際に、小学生の時に自分から放たれた本塁打の話を持ち出した
彼はその時、「なかなか無いよね
これも良い縁じゃん
あり得ない!」と笑顔で答え、幼少期の彼の姿を思い起こさせた
前年にはオリックスでリーグ連覇と日本一を経験し、野球人生の終盤を故郷の北海道で迎えるという思いがあったものの、阪神からのトレードの知らせを受けた際には衝撃が走った
しかし、伏見選手は「引退じゃないんだから」と前向きに新たな挑戦を受け入れる姿勢を見せた
ファン感謝祭では、オリックス移籍を惜しむ多くのファンの涙を見た伏見選手は、「今回出られて良かった
ありがたいよ」と語り、彼の人柄の温かさが溢れていた
伏見寅威選手の新たな挑戦を、これからも見守り続けたいという思いが、ファンの心に深く刻まれた
伏見寅威選手の移籍は、ファンにとって驚きと悲しみをもたらしました。しかし彼は前向きな姿勢で新たな挑戦を受け入れており、温かい人柄がファンから愛される理由となっています。今後の活躍にも期待が寄せられています。
キーワード解説
- フリーエージェント(FA)とは?チームを移籍したい選手が、契約満了後に他球団との契約交渉ができる制度のことです。

