自信に満ちた打席でのヒット
中川選手は、「打席に立つ前から打てると確信していた」と語る特に7月15日、楽天戦での八回に代打として登場した場面が記憶に残っている
満塁で西口投手から初球を打ち、中前に運ぶ2点打を放ち、一時同点に追いついた
「準備の段階でなぜかヒットが出る自信があった」と振り返る
脳裏に刻まれたヒット
彼は、この打席で感じた瞬間の閃きを大切にしており、「こういう感覚でいけばいいんじゃないか」というひらめきが直接ヒットに結びついたと説明翌日にはレギュラーとして出場し、またしてもヒットを放つ
これにより、自身の打撃感覚がつかめたことを実感し、試合でもサヨナラホームランを記録する
絶好調からの落ち込み
8月には4試合連続本塁打をマークし、「奇跡」と表現する中川選手だが、この時期が後に彼を苦しめることとなる自分の好調さの理由を探すあまり、打撃スタイルに変化を持たせすぎた結果、9月には打率が下がってしまった
それでも、年間を通じて規定打席に達した中で最高の打率284を記録し、12本塁打、53打点をマークした
未来への期待
中川選手は「良くも悪くもない」と自身の成績を冷静に見つめ、次のシーズンに向けた目標として150安打以上を掲げている打撃に関する理想的なスタイルを見いだしながらも、向上心を持って更なる進化を目指している
体全体を使った打撃
彼は「腕で打ちに行かない」というスタンスを重視しており、体全体を使ってボールを捉えることが重要だと強調するプロの投手が球速を増す中で、打者にもパワーが求められるため、体の使い方を研究している
これからのオフシーズンは、この打撃感覚をさらに強化するためのトレーニングに励むつもりだ
中川選手の今季の成功と失敗を通じて、彼の成長が顕著に見られる。彼の自信や向上心は、今後のオリックスにとって大きな武器となるだろう。来季の150安打超えという目標が、彼のさらなる成長を促すことを期待したい。
キーワード解説
- 打率とは? - 打率は野球において、選手の打撃成績を示す指標で、ヒット数を打席数で割ったものです。
- 本塁打とは? - 本塁打は、打者がボールを打ち、ボールがフェンスを越えて12メートル以上飛んだ場合に記録される得点!
- サヨナラホームランとは? - 試合が終わる際に、その打球により瞬時に勝利を決めるホームランです。

