中日ドラゴンズの津田啓史、育成契約を結び再起を目指す

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中日ドラゴンズは、戦力外通告を受けた津田啓史内野手(23)との育成契約を締結したことを発表した

契約内容は580万円のダウンで420万円となり、23日にナゴヤ球場近くの選手寮「昇竜館」で手続きが行われた

津田は、三菱重工Eastから2023年のドラフトで2位指名を受け入団し、即戦力内野手として期待された選手である

しかし、2年目の今季には初めて1軍に昇格したものの、出場はわずか5試合で、打席の機会も代打として3回のみで、全て三振に終わった

ここに至っての育成契約の打診を受け入れることにした背景には、ファンからの支えや応援があったことがある

育成契約を受け入れた津田は、「野球を続けるかかなり悩みましたが、私のタオルやユニホームを着ているファンの姿を見たり、SNSでメッセージをもらったりして、もう一度1軍でプレーしたいという思いが強くなりました」とコメントしている

彼は、「本当にラスト1年だと思うので、人生をかけて、しっかりと取り組んで支配下選手に戻りたい」と強い意志を示した

誕生日であるこの日は、「人生で一番さみしい誕生日になってしまったが、これがあったからこそ、素晴らしい野球人生にしたい」と語る

今後は、1月に地元の熊本で自主トレーニングを行った後、2月1日のキャンプインから再スタートを切る予定であり、再びファンに自らの成長を見せる機会を切望している

津田選手の再起をかけた育成契約は、彼の強い意志とファンの支えが大きな要因であることを示しています。若い選手が、困難に直面しながらも前向きに取り組む姿勢は、多くの人々に勇気を与えます。そして、彼自身も「人生をかけて」と述べるように、この1年が彼のキャリアの分岐点となることが期待されます。
キーワード解説

  • 育成契約とは?選手がプロチームに所属しながらも、正規の選手契約ではなく、特定の条件やサポートがある契約形態のことを指します。
  • 秋季練習とは?新シーズンに向けて、選手が基本的な技術や体力を向上させるための練習を行う期間のことです。
  • 支配下選手とは?プロ野球において、正式にチームに登録された選手のことを言い、試合に出場する資格を持っていることを意味します。

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