引退から医学部生へ転身した寺田光輝氏の新たな挑戦

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2017年に横浜DeNAベイスターズからドラフト6位で指名された寺田光輝氏は、怪我の影響で短い現役生活を終え、現在は東海大学医学部で学ぶ学生生活を送っています

ドラフト指名の衝撃や、それに続く怪我に悩まされた日々、そして医師を目指す現在の思いを振り返ります

ドラフト指名は信じられなかった

筑波大学を経て独立リーグの石川ミリオンスターズでプレーした寺田氏は、2017年のドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから6位指名を受けました

寺田氏は、「学生時代には補欠も経験したため、まさか指名されるとは夢にも思わなかった」と語ります

プロ入り後は、東克樹投手や山本祐大選手と共にチームでのキャリアをスタートしましたが、1年目は二軍で13試合に登板、成績は0勝1敗、防御率6.00と厳しい結果でした

特に、椎間板ヘルニアを発症し、手術を受けたことで、自身の戦力としての役割に悩んだといいます

悔しさすらも感じなくなった

プロ入り2年目、寺田氏は肩の怪我に見舞われました

「肩を怪我してからは全くストライクが入らなくなり、試行錯誤しながらマウンドに立っていました」と振り返ります

開幕後の苦しい状況において、次第に悔しさを感じなくなってしまったと語ります

「結果を出さなければならないというプレッシャーの中、アンダースローに転向しましたが、現役選手として残された時間が限られていることを悟っていました

」引退を考えながらも、野球と向き合い、自分の道を模索した日々が続きました

最終的に彼が選んだのは、医学部への進学という新たな挑戦でした

寺田光輝氏の物語は、プロ野球選手としての厳しさと新たな挑戦の素晴らしさを示しています。彼のように困難に直面しても、別の道を見つけて努力を続ける姿勢は、多くの人にインスピレーションを与えるでしょう。過去の経験を活かして、どのように成長していくのかに注目したいです。
キーワード解説

  • ドラフト:ドラフトとは、プロスポーツチームが選手を選ぶ制度のことです。選手は大学や高校、独立リーグから選ばれます。
  • 椎間板ヘルニア:椎間板ヘルニアは、背骨の間にあるクッションのような役割をする椎間板が損傷し、神経を圧迫する病気です。
  • アンダースロー:アンダースローとは、ボールを投げる時に腕を下から上にスイングさせる投球スタイルで、特に肩の怪我から復帰する際によく使われる投法です。

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