西武・是沢涼輔選手が現状維持で契約更新、復活への期待と意気込みを語る

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西武ライオンズの捕手、是沢涼輔選手(25)が、埼玉県所沢市の球団施設にて契約更改交渉に臨み、育成選手として再契約を結んだことが明らかになった

彼は現状維持の年俸400万円で契約にサインした

是沢選手は、今年8月に「今後どうするか非常に悩んでいた」と語り、現役引退を真剣に考えていたことを明かしている

彼は健大高崎高校から法政大学を経て、2022年の育成ドラフトで4位指名を受けて入団したが、3年目となる今季も思うように支配下登録を果たせていない

支配下登録とは、選手がプロチームの一員として試合に出場できる権利を持つことであり、選手のキャリアを意味する重要なステータスである

8月中旬、球団のスカウト会議の前に、担当の竹下潤スカウトから「来年どうするんだ?」と問われ、「辞めようかなと思っています」と心配を告白

この時期、是沢は現役を続けるかどうか、非常に悩んでいたという

しかし、その後、24年目のベテラン選手・栗山選手に相談し、前向きな励ましの言葉を受けて「さらに頑張ろう」と決意した

また、投手の今井選手からは是沢のフレーミング(投球を受ける際の捕手の技術)の高評価を耳にし、希望を持つことができた

フレーミングとは、投手が投げたボールを捕手が受ける際、バッターにボールの軌道を一瞬でも隠してストライクに見せる技術であり、捕手としての重要なスキルである

是沢選手は、「選手として、自分を客観的に見て“もう、ちょっとキツいんじゃないかな”と思っていたが、今井さんの声かけで、投手を助けられる捕手になろうと考えた」と述べた

来季に向けての最大の目標は、まず支配下登録を勝ち取ることである

「得意のフレーミングを中心とした守備を前面に押し出していきたい」と力強く意気込みを示した

是沢選手が現役続行を決意した背景には、同僚や先輩からの激励が大きな影響を与えたようです。彼自身、今後のキャリアに悩んでいたことを理解できるだけに、選手間の助け合いや支え合いの大切さを感じます。今後の成長を期待したいです。
キーワード解説

  • フレーミングとは?捕手が投球を受ける際に、ボールの軌道をバッターの目に触れにくくする技術です。この技術を使うことで、ストライクと見せることが可能になります。
  • 支配下登録とは?選手がプロ野球チームの一員として試合に出場できる権利を持つことです。支配下登録を持つ選手は、公式戦に出場することが可能です。

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