岡本和真、フィリーズの理想的な補強候補として注目

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 米NBCスポーツ・フィラデルフィアは24日(日本時間25日)、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグへの移籍を目指す読売ジャイアンツの岡本和真内野手(28)が、フィラデルフィア・フィリーズにとって理想的な選手であると報じた

フィリーズは過去数年間、右の長距離打者を欠いており、岡本の獲得が同チームの補強において重要な要素となる可能性がある

 同報道では、フィリーズがフリーエージェント(FA)市場で積極的に選手を獲得しようとしている一方で、「アジア出身のトップクラスの才能を獲得してきた実績がほとんどない」という歴史的背景にも触れた

しかし、今シーズンオフはこの流れが変わるかもしれないと期待されている

 岡本は今季、左肘の靱帯を損傷し約3か月間の離脱を余儀なくされたものの、それまでの7年間は毎年2割5分以上の打率、27本以上の本塁打、80打点以上を記録するなど、日本プロ野球(NPB)を代表する打者としての地位を築いてきた

今季は打率3割2分7厘、15本塁打、49打点を記録している

 また、報道は岡本の成績をメジャーリーグで活躍する鈴木誠也外野手(31)と比較し、彼が日本から持ち込んだ価値に類似点があると分析している

鈴木はMLB移籍後4シーズンでOPS(出塁率と長打率の合計)8割1分8厘、通算87本塁打を記録している

 岡本の契約規模については、米移籍情報サイトのトレード・ルーモアーズが「4年総額6400万ドル(約100億円)」と予測している点を指摘し、フィリーズが再契約を逃した場合や他の選手をトレードに出した場合においても、十分に獲得可能な額であると説明している

 さらに、日本プロ野球や韓国野球リーグ(KBO)、台湾プロ野球リーグ(CPBL)からの他の有力な選手として、西武の今井達也投手(27)や台湾・味全ドラゴンズの徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)も候補として挙げられた

岡本和真選手のフィリーズへの移籍が注目されている理由として、彼が持つ長打力や過去の成績が挙げられます。特にフィリーズが右の強打者を求めている中で、彼のような選手はまさに理想的でしょう。歴史的にアジアの選手をあまり獲得してこなかったフィリーズが、新たな可能性に挑戦することに期待が集まっています。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?:外国のプロ野球選手がメジャーリーグへ移籍する際に、母国のチームが移籍を許可する仕組みです。
  • フリーエージェント(FA)とは?:契約が満了した選手が他のチームと自由に契約を結ぶことができる制度を指します。
  • OPSとは?:出塁率と長打率の合計を示す指標で、選手の攻撃力を測るための重要なデータです。

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