広島・小園海斗、首位打者の称号を持ちながらベストナインに選出されず

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2025年11月25日、日本野球機構(NPB)は今年のプロ野球ベストナインを発表しました

セ・リーグでは、阪神タイガースが最多7人を選出され、特に注目されたのは巨人から選出された泉口友汰内野手が初の受賞を果たしたことです

しかし、打率3割9厘でセ・リーグの首位打者に輝いた広島東洋カープの小園海斗内野手は、この栄誉から漏れてしまいました

小園選手は、161安打を記録し、これがリーグで中日ドラゴンズの岡林勇希選手に次ぐ2位にあたりますが、それでもベストナインには選ばれませんでした

2025年シーズンにおいて、小園は133試合にスタメン出場し、そのうち二塁で22試合、三塁で61試合、遊撃で50試合をこなしました

特に夏場からは遊撃手としての出場が続きましたが、選出された泉口選手は遊撃手として132試合に出場しており、この出場試合数が選考に影響を与えた可能性があります

小園選手は、二塁手、三塁手、遊撃手の3つのポジションで得票を集め、その中でも遊撃手部門では76票を獲得しましたが、泉口選手の198票には遠く及びませんでした

二塁手と三塁手部門ではそれぞれ2票を得ているものの、この年の評判は十分に反映されなかったと言えるでしょう

ベストナインは、プロ野球担当記者の投票によって選出されるため、プレーの評価だけでなく、選手の出場機会も大きな要因となることが伺えます

今年のセ・リーグ、パ・リーグのベストナイン選出選手は次の通りです

セ・リーグのベストナイン

ポジション 選手名
投手 村上頌樹(阪神)
捕手 坂本誠志郎(阪神)
一塁手 大山悠輔(阪神)
二塁手 中野拓夢(阪神)
三塁手 佐藤輝明(阪神)
遊撃手 泉口友汰(巨人)
外野手 森下翔太(阪神)
外野手 近本光司(阪神)
外野手 岡林勇希(中日)

パ・リーグのベストナイン

ポジション 選手名
投手 L・モイネロ(ソフトバンク)
捕手 若月健矢(オリックス)
一塁手 T・ネビン(西武)
二塁手 牧原大成(ソフトバンク)
三塁手 村林一樹(楽天)
遊撃手 宗山塁(楽天)
外野手 柳町達(ソフトバンク)
外野手 中川圭太(オリックス)
外野手 周東佑京(ソフトバンク)
DH F・レイエス(日本ハム)
広島の小園選手が首位打者でありながらベストナインに選出されなかったことは、選手の出場ポジションや試合数が評価に影響を及ぼすことを示しています。選考にはさまざまな要素が絡むことから、今後の活躍に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • ベストナインとは?プロ野球におけるその年の優れた選手を選出する制度のことを指します。投票によって決まり、各部門に分かれて選手が評価されます。

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