坂本は昨年、三塁に転向し守備面ではゴールデン・グラブ賞を獲得したものの、打撃成績は打率2割3分8厘、7本塁打、34打点と物足りない結果に終わった
「『あいつやっぱ打つな』って思わせたい」と反撃の意欲を語り、室内フリー打撃では鋭い打球を連発するなど、約5時間に及ぶハードなトレーニングを行った
自主トレーニングの内容と体調
坂本は午前8時52分にウェートルームに入り、その後10本の坂道ダッシュやノックをこなし、「(体は)バキバキ」と苦笑しつつも、自分の調整ぶりに自信を見せた午後の室内フリー打撃では70スイングを行い、快音を連発
昨年の打撃成績からの巻き返しを期し、19年目のシーズンに向けて順調に進んでいることを印象付けた
田中将大との共闘
坂本は、小学生時代にバッテリーを組んでいた田中将大投手(36歳)との共演にも意欲を見せているともに昨季は不振に苦しんだ経験を持ち、互いに復活を誓い合っている
「将大も去年あまり良くなかったし、お互いに絶対見返してやるぞと思ってやっている」と語り、今後の共闘による相乗効果が期待される
過去の名コンビの再来か
坂本と田中の名前を聞いて思い浮かぶのは、かつての「KKコンビ」97年の復活劇を遂げた桑田真澄投手と清原和博選手のように、二人の巨人のレジェンドが共闘する未来にファンも期待している
坂本は「もちろん投げている試合で活躍したいですし、一緒にお立ち台に立てたらチームにとっていいこと」と、その思いを語った
復活への意気込み
自らトレーニングに取り組みながら、坂本は「シーズンを通して打ったなと言わせたい」と明言した2011年から続くプロ生活の中で、再びファンの期待に応える瞬間を作りたいと考えている
項目 | 昨季成績 | 通算安打数 |
---|---|---|
打率 | 2割3分8厘 | 2415安打 |
本塁打 | 7本 | - |
打点 | 34打点 | - |
キーワード解説
- 打棒とは?打棒とは、選手がバットで打った打球のことを指します。特にクリーンに打たれたボールは打棒が良いと言われます。
- ゴールデン・グラブ賞とは?この賞は、プロ野球選手の守備力を評価するための賞で、各ポジションで最も優れた守備をした選手に贈られます。