西武がDeNAからFA宣言の桑原将志と契約合意、チーム強化の狙いとは

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埼玉西武ライオンズは25日、横浜DeNAベイスターズからフリーエージェント(FA)宣言を行った桑原将志外野手(32)との契約合意を発表した

この補強は、西武にとって過去10年間で4人目のFA選手獲得となる

広池浩司球団本部長は、「本当にうれしく思っていると同時に、来年強くなるための頼もしい選手に入団してもらえることが非常に楽しみです」とその意気込みを語った

桑原選手は主に中堅を守る選手だが、今季は26歳の西川が台頭し、さらには渡部聖選手や長谷川選手の活躍もあった

加えて新外国人選手の林安可(28)が台湾・統一から加入するため、桑原選手の獲得は競争激化の中での意味を持つ

広池本部長は、「実績のある選手が入ることでさらにみんなの成長を促したい」と述べ、桑原選手の加入が若手選手への刺激になることを期待している

交渉の中で、桑原選手は左翼・右翼のポジションでの出場可能性について話し合われた

広池本部長は、「あのガッツあるプレー、勝利に対する執念をいつも表現してくれるところが我々にとって必要な選手だと思いました」と強調した

これまでの成績やリーダーシップを背景に、西武は再建期のチームにおいて、重要な選手としての期待がかかる

桑原選手について

桑原将志選手は1993年7月21日、大阪府出身で、2011年に横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に4位指名で入団

2016年からレギュラーに定着し、2017年には全試合出場を果たす

特筆すべきは、2018年の阪神戦でのサイクル安打や、2024年の日本シリーズでの活躍

日本シリーズMVPにも輝いており、守備力の証明としてゴールデングラブ賞を2度受賞(2017年、2023年)

また、2024年には国際大会「プレミア12」で日本代表にも選ばれた

契約合意に関する背景

広池本部長は、3年連続のBクラスに苦しむチーム状況を踏まえ、「動かないといけない状態」と繰り返し、強化が急務であることを強調した

桑原選手は人的補償の可能性があるBランクの選手としても注目されており、今後のチームにおける役割が大いに期待される

今回の桑原選手の獲得によって、西武ライオンズのチームの方向性が明確になったように思えます。若手選手の成長を促しつつ、強いチームを目指す必要性を感じさせる重要な補強です。桑原選手の実績とリーダーシップが新しい風を吹かせることに期待したいです。
キーワード解説

  • フリーエージェントとは?選手が契約期間終了後、他球団と契約交渉できる制度であり、選手に移籍の自由を与えるものです。
  • ゴールデングラブ賞とは?野球において、守備の優れた選手に贈られる賞で、ファンや専門家の投票によって選ばれます。
  • サイクル安打とは?1試合の中で単打、二塁打、三塁打、本塁打を全て打つ難易度の高い記録のことです。

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