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日本ハム・宮内春輝投手、再び支配下復帰を目指す挑戦の道

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日本ハムの宮内春輝投手(28)は、2度目の支配下復帰を目指して奮闘中だ

彼は、2021年オフに左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂するという大けがを乗り越え、昨季に支配下選手に復帰した

しかし今季は再び育成契約を結んだ苦しい状況にある

苦難の道を経て

宮内は、明星大を卒業後、社会人球団の日本製紙石巻での経験を経て、2022年ドラフトで6位指名を受けてプロ入りした

彼の最速152キロを誇る横手投げは即戦力として期待され、新人年の2023年には15試合に登板し、プロ初勝利も挙げることに成功した

再起に向けた努力

しかし、同年11月の秋季キャンプで再び大きな怪我を負い、手術も経験した

今はその傷が癒え、体に不安はない状態で、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で自主トレを行っている

最近では、ブルペンで捕手を立たせた状態での投球も実施している

自主トレでの新たな発見

昨年12月には徳島で自主トレを行い、四国IL徳島のトレーナーから指導を受けた

トレーニングの中で、自身の弱点である「並進速度」と「回旋速度」に気づき、これらを改善するための体幹強化や投球ドリルを行った結果、除脂肪体重は1キロ増え、体調も良好だ

春季キャンプと登板の期待
春季キャンプは2軍からスタートするが、チーム初の実戦である紅白戦には登板する予定だ

新庄監督が視察する可能性も高く、自身もその機会を利用してアピールするつもりでいる

さらなる調整を進め、「出力を上げていきたい」と意気込みを語った

彼にはチャンスは少ないかもしれないが、「何とか開幕前に支配下に上がりたい」と話し、再起を目指す姿勢は変わらない

何度でも這い上がる覚悟を持っている

宮内選手の挑戦は、多くの選手にとって共感できる苦悩と希望の象徴である。特に怪我を乗り越え、再び夢に向かう姿勢は、若い選手たちに勇気を与える材料となる。支配下選手復帰に向けた努力が実を結ぶことを期待したい。
キーワード解説

  • 支配下選手とは?プロ野球において、チームに所属する選手のうち、一定の契約形態でチームの戦力として計上される選手のこと。
  • 靱帯とは?関節を安定させるために骨と骨をつなぐ繊維状の組織で、特にスポーツにおいては重要な役割を担っている。
  • 投球ドリルとは?投手が自分の投球フォームや投げ方を改善するために行う練習のこと。

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