山中稜真選手は、ドラフト会議で名前が呼ばれた瞬間、歓喜と共に戸惑いの感情が渦巻いたという
青山学院大学で過ごした3年間から捕手としての復帰を果たし、社会人野球の大会で一塁手としても活躍した彼は、「驚きは正直ありました」と語る
山中選手は自らの強みを十分に発揮するために、まずは打撃面でのアピールに力を入れることを決意している
新人合同自主トレーニングでは、捕手としての登録はされておらず、「外野や内野での練習時間に充てたい」という気持ちが強いという
その背景には、彼が以前に捕手としての経験を持っていることが指名の理由の一つであると感じているからだ
捕手登録の意義とは
オリックスで初めての担当選手となる佐野如一アマチュアスカウトは、「捕手もできるとなれば、山中選手の武器にもなる」という期待を寄せている昨年のオリックスの得点力に不足を感じていたチームとしては、山中選手の強打がその課題を解決する一助となることが望まれている
野球を始めたきっかけと家族の影響
山中選手は「父とのキャッチボールが野球を始めるきっかけだった」と話し、89年選抜大会で優勝した父・竜美さんとの想い出を振り返る彼は24歳のルーキーとして、早い段階で結果を求められる環境に身を置く中、「ゆっくりしている時間はない」との決意を固めている
選手プロフィール
氏名 | 山中稜真(やまなか・りょうま) |
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生年月日 | 2000年12月14日 |
出身地 | 神奈川県 |
高校 | 木更津総合(千葉) |
大学 | 青山学院大学 |
体格 | 1メートル78、82キロ |
投打 | 右投げ左打ち |
今後の展開が楽しみな選手だ
山中稜真選手の注目が集まる理由は、彼の多才な技術と経験から来ている。捕手として登録されているが、外野や内野でのプレーを希望する姿勢は、柔軟で多才な選手像を印象付けている。早い段階で結果を求められる中、彼がどのように自らの強みを生かしていくのか、その成長が楽しみだ。
キーワード解説
- 捕手とは?:野球において、キャッチャーとも呼ばれるポジションで、投手が投げた球を受けたり、ランナーとの対峙や指示を行ったりする重要な役割を担う選手。
- 社会人ベストナインとは?:社会人野球における優秀選手の選出制度で、年間を通じて特に活躍した選手たちが称えられる。
- ブルペンとは?:野球場の一角に設けられているエリアで、ピッチャーが試合前や途中に投げる場所のこと。