トレバー・バウアー、復帰2年目は苦難のシーズン 未来への不透明感を表明

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2025年、プロ野球界に電撃復帰を果たしたトレバー・バウアー選手は、期待とは裏腹に苦しいシーズンを送った

34歳のバウアーは、メジャーリーグでの輝かしいキャリアを経て、横浜DeNAベイスターズに導入されたが、その結果は彼自身の理想とは程遠いものであった

彼は「こんなに難しい、不運なシーズンはなかなかなかった」と振り返り、その苦悩を吐露した

不本意な成績と背中の故障

バウアーは、21試合を投げて4勝10敗、防御率4.51という成績に終わった

この成績は、メジャーリーグでのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)受賞の栄光からは想像できないものであり、期待は大きかったが彼はその期待に応えられなかった

特に5月下旬からは背中の痙攣に悩まされ、100パーセントの状態で投球できなかったと明かす

「球速が思うように出せなくなってしまった」と彼は続け、身体の不調がパフォーマンスに直結したことを語った

続く連敗とポストシーズンの不在

6月中旬以降は自身の7連敗に悩み、8月には二軍での調整を経ても振るわなかった

シーズンの終盤には出番がほとんどなく、中継ぎ待機のポストシーズンでも不振が影響し、登板の機会を得ることができなかった

このような状況が続く中、彼は自身の去就について「正直、分からない

野球を続けるのか、続けないのかということも含めて分からない状況」と語っている

チームメイトへの影響

それでも、バウアーはチームに好影響を及ぼした

2年目の若手選手、石田裕太郎はバウアーから肩のトレーニングについてアドバイスを受け、「素晴らしい先輩」として尊敬の念を表した

また、アンドレ・ジャクソン選手は「一番のコーチ」とし、バウアーから得られた情報を大変感謝していた

未来を見据えて
バウアーは「いったん野球のことを考えない時間をつくりたい

メンタル面で難しかった」と明かし、今後の進むべき道について悩む姿を見せた

彼にとって、この厳しいシーズンは自身を見つめ直す重要な機会になるかもしれない

今年のトレバー・バウアー選手は期待を裏切る形で苦しいシーズンを過ごしました。メンタル面での葛藤を持ちながらも、チームにポジティブな影響を与えたところは素晴らしいです。将来について彼がどのように選択するのか、注目したいところです。
キーワード解説

  • サイ・ヤング賞とは?アメリカのメジャーリーグにおける最優秀投手に贈られる賞で、選手としての最高の栄誉の一つです。
  • 防御率とは?投手が受け持った失点を、投球回数で割った数値で、低いほど投手の成績が良いことを示します。
  • 連敗とは?試合に連続して敗北することを指し、チームの士気や信頼にも影響を与える重大な問題です。

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