今井達也投手、ポスティングシステム利用しメジャー挑戦へ

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埼玉西武ライオンズの27歳、今井達也投手がこのオフ、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグへの挑戦を決意した

ポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグ移籍を希望する際に利用する制度で、球団間で交渉権が設定されることにより、選手を海外リーグに移籍させる仕組みだ

米メディア『ESPN』によると、様々なメジャーリーグ球団が今井の獲得を検討しており、どのチームが彼を獲得するか予測するのは難しい状況だ

今井選手の今季成績

今季、今井選手は24試合に登板し、163回2/3を投げて10勝5敗、防御率1.92という素晴らしい成績を収めた

また、奪三振数は178、WHIP(被出塁率)も0.892という驚異的な数字だ

WHIPは、投手が1イニングあたりに許した出塁者の数を表す指標で、数値が低いほど投手の安定性と制球力が高いことを示している

変幻自在のスライダー

特に特徴的なのが、今井選手のスライダーだ

一般的なスライダーは横滑りする軌道が多いが、今井のスライダーは平均して腕側に動く

この動きにより、打者は思い描いている球の軌道とは異なるボールが来るため、打ちにくさが増す

米メディアは「打者を欺く投球」は非常に重要であり、このスライダーはその点で確かな効果を発揮すると評価している

実際、今井選手の空振り率は高く、45%という数字がそれを裏付けている

移籍先の予想

今井の移籍先については、ピッツバーグ・パイレーツやマイアミ・マーリンズなどの比較的支出が少ない球団も関心を示しているが、ニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ニューヨーク・ヤンキースといった、近年NPB出身選手に対して積極的な投資を行なっている大都市圏の球団が有力視されている

今井達也投手がポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を決めたことは、日本のプロ野球界に新たな希望を与えるものである。独特のスライダーを持ち、他の投手と一線を画す投球スタイルで、メジャーリーグでも存分に通用する可能性がある。今後の動向に注目したい。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?
  • WHIPとは?
  • 空振り率とは?

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