元中日の投手、三ツ間卓也氏がイチゴ農家に挑戦するまでの厳しい道のり

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元プロ野球選手で、中日ドラゴンズに所属していた三ツ間卓也氏は、2021年に現役を引退した後、イチゴ農家としての新たな人生を歩み始めました

引退後の数年間の厳しい道のりを経て、現在は生産だけでなくイチゴ加工品の販売も行い、事業が順調に軌道に乗りつつあります

農業への転身と家族の支え

2021年11月、横浜市の百貨店・横浜高島屋で開催されるポップアップストアの準備に追われていた三ツ間さん

ここでは、特製のイチゴドリンクを販売し、イチゴの魅力を広める活動も行っています

もともとは独立リーグから中日に入団し、リリーフ投手として活躍した経歴を持つ彼ですが、引退後は思いもよらぬ挑戦が待ち受けていました

野球選手とは異なる厳しい現実

中日の育成ドラフトで入団した三ツ間さんは、数年間のプロ選手生活の後、戦力外通告を受け、一時は安定した職に就くことを考えていました

しかし、妻からの「好きなことをしてほしい」という言葉がきっかけとなり、趣味で始めたイチゴ栽培が本格的なビジネスへと変わります

無収入の時期を乗り越えて

引退後の2年間は無収入で、土地を借りる際には元プロ選手だからこそ苦労が多く、不当な高値で土地を提示されることもあったといいます

それでも、家族の支えで乗り越え、2024年1月には「三ツ間農園」を開業する運びとなります

今後の展望
三ツ間氏は「将来的には、自分が育てたイチゴを思い出の球場で販売したい」と夢を語ります

彼の挑戦は終わったわけではなく、今後も農家として成長し続ける意思を示しています

三ツ間卓也氏のイチゴ農家としての挑戦は、元プロ野球選手から異なる道を選んだ勇気と家族の支えを象徴しています。家庭菜園から本格的な農業への転身を果たすには多くの困難がありましたが、それを乗り越える姿勢からは強い意志が感じられます。また、今後の夢である球場でのイチゴ販売は、彼のプロスポーツにおける経験と新たな挑戦が融合した形となるでしょう。
キーワード解説

  • イチゴ農家とは?農業の中でも特に果物を育てる仕事で、土壌や気候に適した環境で育て、収穫することが求められます。
  • 育成ドラフトとは?プロ野球チームがまだ試合に出ていない選手を獲得するために行う選手指名の仕組みです。
  • リリーフ投手とは?試合中に先発投手が交代した後、マウンドに上がって投球を行う投手で、主に試合の終盤の守りを担います。
  • 独立リーグとは?日本のプロ野球とは別の形態で運営される野球リーグで、若手選手や実力を持つ選手がプレーする場として機能しています。

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