日本ハム松本剛、FA権行使で巨人と契約合意

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 2025年11月26日、北海道日本ハムファイターズの外野手・松本剛(32)が、国内FA権を行使し、読売ジャイアンツとの契約に合意した

今季の推定年俸は1億1000万円とされ、金銭及び人的補償が必要なBランクに分類される見込みだ

日本ハムは今後、巨人へのFA補償の具体的な内容を検討していくこととなる

 特に日本ハムの球団幹部は、「まだまだ、これから

正式に手続き通りに来れば、検討します」と述べ、今後の対応に言及した

この発言からは、FA補償に関する慎重な姿勢が伺える

 実は、日本ハムが過去に人的補償を選択したケースは歴史的に見ても3度しかない

1995年には河野博文が移籍する際に川辺忠義が人的補償として移籍しており、その他には2013年の鶴岡慎也や2022年の近藤健介の例も存在する

特に、近藤健介のケースは2016年に巨人から陽岱鋼が移籍した際に発生し、日本ハムが巨人に対して人的補償を求めたのは、これがNPB初のケースとなっていることから、その意味でも重要なポイントである

 松本剛は、1995年河野博文以来となる、過去30年間で日本ハムから巨人に移籍した5人目の選手である

この中には小笠原道大や藤井秀悟など名選手が含まれており、松本もその仲間入りを果たすこととなる

FA補償の仕組み

 FA権を行使した選手は、旧球団での年俸に基づいてA~Cの3ランクに分類される

Aランク選手は旧球団での年俸が上位3位、Bランク選手は4位から10位、Cランク選手は11位以下に分類される

松本はBランクに該当し、移籍先の球団は旧球団に対して金銭補償や人的補償を行う必要がある

具体的には、人的補償対象にはプロテクト名簿に載らない選手が含まれ、各球団の判断により補償内容が決定される

今回の松本剛選手のFA権行使により、プロ野球界での選手の移籍に関する動向が注目を集めている。日本ハムから巨人への移籍ケースは30年ぶりであり、今後のFA補償の内容についても多くの関心が寄せられるだろう。松本選手自身がどのような活躍を見せるかも楽しみであり、これからの展開に期待が高まる。
キーワード解説

  • FA権とは? :FA権とは、契約の満了を迎えた選手が他球団に移籍する権利のことを指します。この権利を行使することで、選手は他の球団と契約を結ぶことができます。
  • 人的補償とは? :人的補償とは、選手がFA権を行使した場合に、移籍先の球団が旧球団に対して提供する選手のことを言います。選手の移籍に伴う補償の一つです。
  • Bランクとは? :FA権を行使した選手は、契約時の年俸に応じてA、B、Cの3つのランクに分けられます。Bランクは旧球団での年俸が4位から10位の選手を指します。

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