広島・モンテロ選手、来季に向けた成長の兆しを見せる

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来日1年目を終えた広島東洋カープのエレフリス・モンテロ選手は、「未来のためにいい経験、いい勉強になった」と語り、日本を後にすると発表しました

モンテロ選手は、今シーズンを通じて様々な課題に直面しながらも、多くのことを学び成長したと語ります

今季の成績

モンテロ選手はシーズン開幕からすぐに左脇腹を肉離れし、出遅れを余儀なくされました

結果として、彼は出場105試合で打率.255、9本塁打、41打点という成績に留まりました

これは、規定打席に達することなく、物足りなさが残る結果となりました

打撃の改善と課題

8月には月間6本塁打を放ち、上昇の兆しを見せたものの、9月以降は無安打が続き二桁本塁打には届きませんでした

チーム全体の71本塁打は、昨季の12球団最少の52本からは増加したものの、依然としてリーグ最下位となってしまいました

新井監督の指導

新井貴浩監督はモンテロ選手に我慢強く接し、「彼は1年勝負で来ている」と評価し、自身の能力で勝負させることにこだわりました

シーズンが終わる9月下旬には、モンテロ選手を呼び寄せ、スイングする際の首の角度を指摘

来季を見据えた直接指導を行いました

来季への期待
モンテロ選手は、「打席に立ったときの感覚、ボールの見方はすごく変わった」と話し、新井監督も「練習で落とし込んで、実戦でできたら、間違いなく今年の成績より上がる」と信じていると伝えました

11月22日には、モンテロ選手がファビアン選手と共に、来季も広島と契約することが発表されました

ファビアン選手はチーム最多の17本塁打を記録した選手で、シーズンを通じて相互に支え合ってきました

広島は今季、若手選手を積極的に起用して来季に向けた“投資”を進めています

しかし、未知数な選手が多く、助っ人2人の活躍がなければ、5位からの巻き返しは難しいと言えるでしょう

モンテロ選手の成長と挑戦が描かれた今回の記事では、彼が日本のプロ野球でどのように順応し、多くの困難に対処してきたのかがよくわかりました。新井監督の指導も含め、来季に向けての期待が高まります。
キーワード解説

  • 肉離れとは? 筋肉が急激に引き伸ばされたり、力を加えられたりすることで、筋肉の一部が断裂する怪我のことを指します。
  • 本塁打とは? 野球において、打球がフェンスを越えた際に得られる点数のことを指し、打者にとって特に重要なバッティングの結果です。
  • 規定打席とは? プロ野球の選手がシーズン中に必要な打席数のことで、これに達することで打者としての成績が正式に評価される対象となります。

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