西武ライオンズ栗山巧、プロ25年目にして引退へ

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埼玉西武ライオンズ栗山巧、プロ25年目を「締めくくりのシーズン」に

埼玉西武ライオンズのベテラン選手、栗山巧が11月24日、記者会見を開き、来季を「締めくくりのシーズン」とする意向を発表した

栗山は2001年のドラフトで4巡目に指名され、翌年からライオンズに入団

彼のプロキャリアは、今年で25年目を迎える

会見は同日の午前9時半に球団からの通知を受けて行われ、ファンの多くは食い違いが伝えられていたこともあり、栗山の引退を予感していた

栗山は在籍期間中、数々の栄誉を手にし、特に2008年には最多安打のタイトルを獲得し、チームの日本一にも貢献した

栗山は、ファンとの交流にも積極的で、2010年の子どもの日には、試合前に選手がボールをファンに投げ入れる際、大人が子どもを押しのけないように呼びかけるなど、心遣いを見せた

このような行動は、ファンからの信頼を集める要因ともなった

選手のエピソードとその影響

栗山がライオンズのキャプテンを務めていた際、多くの印象的なエピソードがある

その一つとして、2014年の日本ハム戦の最終戦において、先発投手が大失点して降板した際、栗山は一目散にマウンドに駆けつけ、仲間を激励した場面がある

この動きは、チーム全体に士気を与え、見事な逆転勝利をもたらした

プロ通算成績とこれからの期待

栗山はプロ通算2312試合に出場し、2150安打を記録

打率は2割7分7厘に達する

2021年には2000本安打を達成し、歴代の2塁打の記録でも、現時点で406本と素晴らしい成績を残している

しかし、今シーズンは出場試合数が11試合にとどまり、成績は打率2安打、打点ゼロに終わっている

ラストイヤーを迎える栗山に多くのファンが求めるものは、やはり打撃力である

彼がこれまで積み上げてきた功績と人間性が、今後の試合でも発揮されることを期待したい

栗山巧選手の長いプロ野球生活を振り返ると、ファンを大切にする姿勢が印象的です。特に子どもたちへの優しさと、仲間への激励を忘れない姿勢は、多くのファンに感銘を与え続けてきました。これから迎えるラストシーズンに期待が高まります。
キーワード解説

  • プロ野球とは?プロの選手たちが参加する野球リーグのことです。特に日本では、セントラルリーグとパシフィックリーグに分かれています。
  • ドラフトとは?選手の育成が進む高校や大学からプロ野球チームが選手を選ぶ制度のことです。これにより、各チームの戦力が均等になります。
  • 最多安打とは?シーズンやキャリアで最も多く安打を記録した選手に与えられるタイトルのことです。安打はボールを打って、塁に出ることを指します。
  • 2塁打とは?ホームランや単打、三塁打に続くもので、打ったボールが1塁を経由して2塁まで到達したことを示します。

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