松本選手は、背番号「9」を背負うことが決定した
会見にはオレンジ色のネクタイを着用し、非常に明るい表情で臨んだ松本選手は、移籍の決断について「非常に悩んだ部分はありましたが、悔しいシーズンが続く中、最初に声をかけてくださったのは阿部監督であり、力になってほしいと直々に言われたことで、もう一度自分を鍛え直してチャレンジしたいという思いが強くなりました」と語った
松本選手は、2022年に首位打者を獲得した際の輝きを取り戻すことを目指しており、今後の目標について尋ねられると「打率というのが自分の中で一番目標にしています」とし、特に「3割」を目指すと明言した
「最近、投高打低の傾向があるため、自分もしっかりと立ち向かっていきたい」と決意を示した
松本選手は、少年時代から東京ドームに足を運ぶなど、巨人の大ファンであったことを明かし、自身が守備を担当する中堅は、巨人にとってもスタメンが固定できていなかったため、期待が寄せられている
その背番号「9」は、清水隆行や亀井善行など、歴代の強打者が背負ってきた名誉ある番号であり、松本選手にはその期待がかかっている
松本選手は帝京高校から2011年のドラフト2位で日本ハムに入団
2017年には初めて規定打席に達したものの、怪我が影響し成績は伸び悩む時期もあった
しかし、新庄剛志監督の就任により、打撃面での能力が引き出され、2022年には打率347を記録し初の首位打者に輝き、ベストナインにも選出された
とはいえ、近年は若手選手の台頭もあり、出場機会が減少し、2023年シーズンは打率188に終わる苦しい年となった
それでも新たな環境での挑戦に意欲を燃やす松本選手は、北海道が育んだ「バットマン」として、新たな成功を目指す
松本剛(まつもと・ごう)、1993年8月11日生まれ、埼玉県出身の32歳
帝京高校では3年夏に主将を務め、甲子園に3度出場
2011年ドラフト2位で日本ハム入団
2015年には内野手から外野手に転向
2022年には打率347で首位打者を獲得しベストナインにも選出された
同年オフには選手会長に就任
身長180センチ、体重84キロ
右投右打
松本剛選手の入団会見は、彼自身の新たな挑戦への強い意欲が感じられるものでした。特に過去の栄光を再現し、巨人ファンとしての夢を実現したいという姿勢は多くのファンに希望を与えるでしょう。また、選手の苦悩や成長の過程が伝わり、次世代選手にとっても刺激となる内容でした。
キーワード解説
- フリーエージェント(FA)とは?:選手が契約満了後に他球団と自由に契約できる権利のこと。
- 首位打者とは?:シーズンにおいて最も打率が高い選手に贈られるタイトルを指す。
- 打率とは?:選手の打撃成績を示す指標で、安打数を打数で割った値をパーセント表記したもの。
- ベストナインとは?:シーズン中に最も優れた選手を各ポジションごとに選出したチーム。

