松原選手は、NPB(日本プロ野球)での未来に影響を及ぼす戦力外通告を受けた後、トライアウトに挑んだものの、他の球団からのオファーがないことを受けて、この決断に至った
今後、松原選手はジャイアンツアカデミーでコーチとして巨人に復帰する
彼は「育成の星」として知られ、スポーツ報知の取材において「NPBからお話をいただけなかったことは残念だったが、思い切ってこの道を選ぶことにした
ジャイアンツとライオンズに感謝している」と述べた
松原選手は、大阪から仙台育英高を経て、首都大学リーグ2部の明星大学から2016年に育成ドラフト5位で巨人に指名された
彼はこの大学から初めてプロ野球選手が誕生した選手であり、背番号「009」を与えられた
彼の強肩と強打はプロでの確固たる地位を築く要因となった
支配下登録を果たした2018年には2年目の活躍を収め、2020年に1軍でデビュー
その後、2021年シーズンにはセ・リーグ初となる育成出身選手としての先頭打者本塁打を達成し、12本の本塁打を放って育成出身選手としてのシーズン最多記録を樹立した
さらに、同年には規定打席に到達し、135試合で打率2割7分4厘、15盗塁を記録した
しかし、その後は期待された成績を残せず、2023年から背番号が再び「059」に変更され、24年途中にはトレードで西武へ移籍
今季は1軍での出場が8試合にとどまり、10月1日に戦力外通告を受けた
通算では333試合に出場し、215安打、打率2割4分1厘、15本塁打、67打点、30盗塁を記録している
松原選手は、これを振り返り「最高の野球人生だった」と語っている
また、巨人の太田龍打撃投手(27)も、ジャイアンツアカデミーのコーチとして新たなスタートを切ることが発表された
太田選手は、JR東日本からドラフト2位で巨人に加入したが、1軍の登板はなく、23年限りで現役を引退し、その後は打撃投手としてチームを支えてきた
松原選手の引退と新たな役職への転身は、選手生命の一つの区切りであり、彼の育った環境やプロとしての道のりを示しています。育成選手としての彼の成功は、次の世代の選手へのインスピレーションとなるでしょう。
キーワード解説
- 松原聖弥とは?元プロ野球選手で、育成枠から巨人に入団し、成長を遂げた選手。
- NPBとは?日本プロ野球の略称で、日本国内のプロ野球リーグを指します。
- トライアウトとは?プロ野球選手がその実力を試すための公開参加型の選考会のことです。

