中山礼都、巨人の新たな右翼手としてブレークの兆し

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中山礼都の挑戦

今季、読売ジャイアンツは岡本和真選手のメジャー挑戦が確定し、吉川尚輝選手が股関節手術を受けるなど、チーム内のポジションが流動的な状況にある

在籍する内野手の中で、特に期待が寄せられているのが中山礼都選手だ

中山選手は入団以来、内野を守ってきたが、出場機会を増やすために外野に挑戦

8月下旬からは「ライト」を守ることになった

この新たなポジションに関して、中山選手は不慣れな部分があったものの、その野球センスは一部の関係者から高く評価される

阿部慎之助監督は、「彼を不慣れなポジションに起用したが、データによればウチの外野手では一番守備範囲が広い」と称賛した

中山選手自身も、「やはり話題になるだろうなと感じていました

角度や景色が変わりましたが、特に違和感なくプレーできました」とコメントしており、新たなポジションでの自信を見せている

実際、父親から名づけられたポジションで活躍の機会が得られるというのは、運命的な結びつきともいえる

キャリアハイを更新する中山

中山選手は他球団の首脳陣から「天才的な打撃センス」と評される選手である

しかし、一軍での成績が思うように伸び悩んでいた

昨シーズン、出場試合数は減少し、特に守備の安定を求められる状況が続いた

しかし今年、彼は8月19日のヤクルト戦で逆方向の左翼に2打席連続でホームランを放つなど、打撃において圧倒的なパフォーマンスを見せ始めた

特に、ボール球をきっちりと見極めることで出塁率も改善され、8月22日のDeNA戦では4打席連続四球を記録

これが評価され、翌日からは右翼手としてのスタメン起用が決定した

9月13日の阪神戦では、初回二死満塁の状況下でプロ初の逆転満塁ホームランを打ち、観客を沸かせた

最終的には103試合に出場、打率.265、7本塁打、32打点という数字は彼のキャリアハイとなった

中山選手は新たなポジションでの挑戦を通じて、自己の成長を感じているようです。今後のプレーにおいても、その野球センスを活かし、さらなる飛躍を期待したいところです。多くの選手が怪我やトレードの影響を受けている中で、彼自身が定位置を確保できるかどうかが今後の大きなカギとなります。
キーワード解説

  • プロ野球とは?プロ野球は、アメリカで発祥した野球の国民的競技が日本に定着したもので、日本では12のチームが二つのリーグに分かれて戦っています。
  • 守備範囲とは?守備範囲は、野球やソフトボールにおいて選手が守備をする際にカバーできるエリアの広さを指します。守備範囲が広い選手は、ボールを捕る能力が高いとされます。
  • ホームランとは?ホームランは、野球において打者がボールをスタンドに打ち込むことを指し、その場合は自動的に得点が認められます。

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