チームには、昨季の新人王である武内夏暉投手(23)も加わり、彼らは拠点を故郷の沖縄・石垣市に移し、集中的にトレーニングを行った
平良投手はプロ8年目を迎え、球界のトップレベルの投手として成長を遂げている
彼が所属した沖縄・八重山商工高校での恩師末吉昇一氏(42)は、平良の進化について称賛の言葉を贈り、「年々進化しているのが目に見えるので、さらにどれだけ成長するのか楽しみだ
彼にはチームを優勝に導く投球を期待したい」と期待を寄せた
平良投手と末吉氏の出会いは2015年の春
当時の平良は、直球の球速が130キロ前後だったが、現在では最速160キロにまで成長した
末吉氏は、高校入学当初の平良を「体が強い程度の選手」だと振り返りつつ、打撃においてはそのパワーが印象に残っていると述べた
ウエートトレーニングの導入
高校2年の冬が平良投手にとっての転機だった全体練習の後にウエートトレーニングを本格的に導入し、目に見えた成果が現れる
2年秋に147キロだった直球は、春の大会では152キロまでアップした
末吉氏は「ウエートトレーニングを始めてから体がどんどん強くなり、球速も一気に5キロ伸びたことが最も驚くべき点だった」と述べた
クイック投法の習得
平良投手の最大の武器、「クイック投法」は恩師のアドバイスによって完成したもので、左足を高く上げずにバランス良く投球を行うことで、上半身の突っ込みを防ぐことができたこれにより、球速の向上と安定性を実現した
沖縄高校野球界最速の154キロ
高校3年夏の県大会では沖縄高校野球界最速の154キロを記録し、その実力が証明された平良投手の成績を追いかけることが、末吉氏にとってシーズン中の楽しみである
「将来的にはメジャーも目指していると思うので、今年は特に大きなシーズンになる
まずはチームの優勝を目指し、喜びの瞬間にマウンドに立っている彼の姿を見たい」と、恩師は期待を込めて語った
平良海馬投手の自主トレーニング記事は、彼の素晴らしい成長と、それを支える人々との絆を示しています。自身の故郷で集中したトレーニングを行うことで、選手としてのさらなる飛躍が期待されます。彼がどう進化するのか注目です。
キーワード解説
- ウエートトレーニングとは?:筋力を増強するために行うトレーニングで、特にダンベルやバーベルを使用して行うことが多い。
- クイック投法とは?:投手がランナーを牽制したり、素早く投球するために用いる技術で、投球動作を迅速に行うことが特徴である。
- プロ8年目とは?:プロの選手として8シーズンを過ごしたことを意味し、その間に技術や経験を積んで成長してきた証である。