今年もいくつかの移籍があり、楽天の伊藤、西武の桑原、巨人の松本といった選手が新天地を求めることが決定しました
しかし、近年は国内での大物移籍が減少傾向にあり、今後の動向が気になるところです
最近のFA移籍の状況
今年のFA権保有選手は、国内が38名、海外が66名となっており、そのうちFA権を行使したのは国内で4名、海外で4名でした- 国内: 東浜巨(ソフトバンク/投手)、石井一成(日本ハム/内野)、松本剛(日本ハム/外野)、辰己涼介(楽天/外野)
- 海外: 則本昂大(楽天/投手)、伊藤光(DeNA/捕手)、桑原将志(DeNA/外野)、松葉貴大(中日/投手)
また、桑原選手は25日に西武、松本選手は26日に巨人への移籍が確定しました
残るFA選手の中で、メジャーリーグ移籍を希望している選手は楽天の則本選手だけと言われています
FA制度の仕組みと過去の成績
FA制度は、1993年にMLBに倣って導入されましたMLBでは、選手が通算6年の年限に達すると自動的にFAとなり、全ての球団と交渉できますが、NPB(日本プロ野球)では「FA宣言」しない限り、所属球団に優先交渉権が残ります
FA移籍選手の中でも、1993年から2024年までの間に移籍した選手の中でトップの成績を記録したのは、谷繁元信選手
彼は2001年に横浜から中日へ移籍し、キャリアを通じて飛躍を遂げました
1993年~2001年のFA移籍選手成績
| 選手名 | 移籍年 | 元球団→移籍先 | 位置 | 試合数 | 安打数 | 本塁打 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 谷繁元信 | 2001年 | 横浜→中日 | 捕手 | 1604 | 1106 | 126 |
| 駒田徳広 | 1993年 | 巨人→横浜 | 内野手 | 875 | 979 | 63 |
| 清原和博 | 1996年 | 西武→巨人 | 内野手 | 846 | 720 | 185 |
その背景には、球団間の競争が一段と激しくなっていることがあるようです
近年のプロ野球におけるFA移籍が減少していることは、選手や球団にとっての新たな挑戦を難しくしています。しかし、FA権を行使する選手が今後増えていくことによって競争が激化し、より魅力的なプロ野球が実現することを期待したいです。
キーワード解説
- FA移籍とは?
- 選手権とは?
- プロ野球とは?

