巨人・岡本和真選手、メジャー移籍候補としてパイレーツが浮上

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米スポーツサイト「ファンサイデッド(FS)」は、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指す読売ジャイアンツの岡本和真内野手(29)の獲得を視野に入れている球団として、ピッツバーグ・パイレーツが新たに浮上したことを報じました

パイレーツは、他の球団と競争する中で岡本の獲得を真剣に検討しているようです

岡本選手の補強背景

米スポーツサイト「アスレチック」によると、パイレーツは「より現実的な補強候補」として岡本選手を挙げています

パイレーツは、サイ・ヤング賞受賞歴のあるポール・スキーンズ投手(23)をはじめとする強力な投手陣を擁していますが、2018年以降は勝ち越しを果たせておらず、打線の強化が急務とされています

今季、パイレーツはリーグ最低のOPS6割5分5厘という得点力不足に苦しんでおり、岡本選手の長打力に特に注目しているということです

資金面と移籍候補としての岡本選手の魅力

パイレーツの今季の総年俸は8442万ドル(約132億円)で、30球団中27位と資金管理が厳しい状況にあります

そのため、岡本選手は魅力的な獲得ターゲットとなっているとされています

伝えられるところによると、岡本選手の契約は4年6400万ドル(約100億円)と予測されています

これに対して、1億ドル(約156億円)超が確実視される東京ヤクルトスワローズの村上宗隆内野手(25)に比べて、岡本選手は市場価格が手頃であると見られています

さらに、日本人スター選手の獲得は、注目度や興行面でも大きな効果を期待できることも強調されています

三塁補強の緊急性

パイレーツは、三塁を守っていたケブライアン・ヘイズ内野手(28)を7月30日に放出したため、三塁補強が最優先課題となっています

「守備力に優れる岡本選手は、三塁手としての適性が高く、DH(指名打者)としても起用できる柔軟性が魅力的だ」と専門家からも高く評価されています

競争が激化する獲得争い

岡本選手を獲得したいと考えている球団としては、レッドソックス、フィリーズ、マリナーズ、メッツなども挙がっており、パイレーツの参入がこの争奪戦をさらに混迷させる要因となるでしょう

FSは「ブルージェイズがワールドシリーズ制覇を目指すのであれば、これらの球団をかわしてスター選手を獲得する必要がある」とまとめています

今回の報道からは、岡本和真選手のメジャーリーグでの挑戦に対する期待感が高まっていることが伺えます。パイレーツが獲得に向けて本気で取り組んでいることは、岡本選手にとって新たなチャンスとなるかもしれません。一方、他の球団との競争も厳しそうです。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?アメリカのメジャーリーグに移籍を希望する選手が、日本の球団に対して移籍を許可することを求める制度のことです。
  • OPSとは?出塁率と長打率を合わせた指標で、選手の攻撃力を示す重要なデータです。
  • サイ・ヤング賞とは?メジャーリーグの最優秀投手に贈られる賞で、投手としての能力を評価する指標となります。

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