この訪問は、一般社団法人日本プロ野球選手会が2019年から行っている支援活動の一環で、病気の子どもたちとその家族を支援するために活動している公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンの取り組みとして行われた
昨年末には、プロ野球12球団の選手からなる約40人が参加し、総額1164万2000円を寄付している
このドナルド・マクドナルド・ハウスは、難病を抱える子どもたちが治療を受けるために滞在する際、家族も共に過ごせる場所として多くの支持を受けている
坂本選手と岡留選手は、訪問中に隣接する病棟を回り、小児がんを患っている約30人の子どもたちと共に写真撮影を行ったり、サインを書いたりする時間を持った
子どもたちからは元気づけられる言葉も多く寄せられ、選手たちの心にも大きな影響を与えたようだ
その後、2人はハウス内に移動し、宿泊する家族の部屋を見学した
この施設は、家族が経済的、精神的に少しでも楽になれるよう配慮されている
ボランティアスタッフや、病気を克服して退所した野球少年や大学生とも交流し、実際の支援活動を目の当たりにした
坂本選手は、「自分が行っても役に立てるのか不安だったが、少しでも喜んでもらえたなら嬉しい
自身が感じるしんどいことなどは些細なことであり、頑張る姿を見てもらえたら幸い」と述べ、支援活動の意義を強調した
岡留選手も「ここに来て、より多くの人々に夢や希望を与えられる選手になりたいとの思いを強めた」と締めくくった
「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、病院と連携し、利用する家族をサポートすることを目的とした場所であり、すべての運営や施設の維持は寄付や募金によって支えられている
この訪問を通じて、選手たちは改めて社会貢献の大切さを感じたに違いない
この阪神選手たちの訪問は、プロスポーツ選手が社会貢献活動に参加する重要性を示しています。選手たちが地域の人々とのつながりを深める姿勢は、若いファンにとっても刺激となります。また、彼らの活動を通じて病気の子どもたちが笑顔になれる場面は、スポーツの持つ力の一端を感じさせるものです。
キーワード解説
- ドナルド・マクドナルド・ハウスとは? 子どもたちが病院で治療を受ける際、家族が一緒に滞在できる場所であり、経済的・精神的なサポートを提供する施設です。
- 小児がんとは? 子どもに特有のがんで、通常は成人に比べて異なる症状や治療法が必要とされます。
- ボランティアとは? 自分の意思で無償で他者を助ける活動のことで、社会福祉活動や支援活動などに広く関与します。