巨人専用宿舎「青島グランドホテル」が休館、支配人が語る長嶋監督の素顔と歴史

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巨人が1976年から利用してきた宮崎の「青島グランドホテル」が、30日に休館することが発表された

大規模改修が予定されており、長年にわたり巨人を支えてきたこのホテルに寄せる思いと、元支配人の田川静児さん(74)が語る思い出の数々が紹介された

長嶋監督時代のエピソード

田川さんは1982年に入社し、2023年11月の退社までに支配人を務めた

キャンプ期間中には、選手たちを支えるために1か月間も泊まり込みでサポートを続けてきた

彼が印象に残っているのは、93年から2001年にかけての長嶋茂雄監督の在任期間中に起きたエピソードだ

面白エピソード

田川さんは、あるとき関西から訪れた修学旅行生がホテル前で「六甲おろし」の大合唱をしているのを見かけ、バスタオル姿の長嶋監督が驚いた様子を振り返る

「『どうしたの?』『下を見てください』と伝えると、『大変だねえ!』と驚いていた」と、当時のエピソードを懐かしそうに語った

長嶋監督のユニークな一面

また、長嶋監督宛てに届いた高級バナナに関するやりとりも忘れられないという

「バナナの一番おいしい時期って知ってる?」と尋ねてきた長嶋監督に、田川さんが答えられなかった際、「ぶつぶつの斑点が出た頃が一番おいしい」と教えてくれた笑い話も残っている

ホテルの未来と巨人への感謝

青島グランドホテルは、今後一年以上の大規模改修に入る予定で、田川さんは「巨人が育ててくれたホテルだと思っている」と感謝の気持ちを表明

巨人の要望に応えるため、様々な努力をしてきた思い出を語った

青島グランドホテルの休館は、巨人軍とそのファンにとって大きな出来事であり、長嶋監督のエピソードはその特別な関係を象徴しています。ホテルに寄せられた思い出は、選手とファン、さらにはスタッフの絆を感じさせるものです。
キーワード解説

  • 長嶋茂雄とは?:日本のプロ野球選手および監督で、特に巨人軍の監督として知られ、多くのファンから愛された。
  • キャンプとは?:プロ野球チームが新シーズンに向けて行う特訓を指し、通常はオフシーズンに行われる。
  • 支配人とは?:ホテルや飲食店などの施設を運営・管理する責任者を意味する役職。

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