このセミナーは、オリンピック委員会(IOC)の強化スタッフにも名を連ねる東京歯科大学の武田友孝教授によって実施され、選手たちは1時間15分にわたる講義を受けました
噛むことの重要性
セミナーでは、スポーツ中におけるクレンチング(噛みしめ)による利点と欠点、さらにはかみ合わせや左右のバランスの重要性、歯磨きの必要性など、「スポーツと噛むこと」というテーマについて学びました噛むことがアスリートにとってどれほど重要であるかを再認識した選手たちは、講義の最後に専用のプロモデルガムも提供されました
実施された噛む力測定
選手たちは、噛む力を測定する機会も得ました噛む力の標準的な平均値は18歳から39歳で1069ニュートン(N)とされていますが、ドラフト1位の西川史礁外野手(21歳)は1205Nという結果を記録し、9人中で4番目でした
特に目立ったのは、ドラフト5位の広池康志郎投手(22歳)が記録した2012Nで、9人中トップの結果でした
選手の感想と意気込み
西川選手は「平均よりも噛む力が強いと言われ、自信を持っていいのかなと思いましたアスリートにとって歯は大切だということは理解していましたが、今日の講義で改めて知ることができました」と感想を述べました
また、この日には彼の一軍キャンプメンバー入りも発表され、開幕レギュラーを掴むためにアピールしていく決意を新たにしました
今回のセミナーで、ロッテの新人選手たちは噛む力の重要性を再認識し、アスリートとしての意識を高める良い機会となりました。特に測定された噛む力は、今後のプレーにおいてもプラスに働くと期待されます。
キーワード解説
- クレンチングとは?クレンチングは、噛みしめることを指し、口腔内の筋肉を使って食べ物を噛む行為のことです。スポーツでは、リラックスや集中力を高めるために重要な役割を果たします。
- ニュートンとは?ニュートンは、力の単位で、物体にかかる力の大きさを表します。スポーツにおいては、噛む力や物体を動かす力を測定する際に使用されます。