大山悠輔、リーグの四球王に輝くも反省も忘れず

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2023年シーズンにおいて、五番打者として活躍した大山悠輔選手が、リーグトップの74四球を記録し、強打者・村上宗隆選手を抑えて四球王に輝いた

四球は打者が投手からの投球に対して前進し、ボールに対しスイングをせずに一塁に進むことができる状況を意味する

大山選手はこの成績に対して「我慢できるようになった」と述べ、四球を選ぶことによるチームにおける波及効果を認識している

このような打席での選球眼の向上が、チームの2年ぶりのリーグ優勝を呼び込んだ要因の一つと言える

今シーズン、大山選手は11試合で複数の四球を選んだ

特にシーズン最終戦となる10月2日のヤクルト戦では、3打席連続で四球を選ぶという驚異的なパフォーマンスを見せた

チーム全体が選んだ四球は合計で441個に達し、これはリーグで断トツの成績だ

対して、広島は325四球と最も少なく、大山選手の「つなぐ」という意識がチームに良い影響を与えたことが伺える

さらに、大山選手は出塁率でも.363とリーグ2位の成績を残し、チームの勝利に大きく貢献した

しかしながら、最高出塁率のタイトルは広島・小園海斗選手に譲ってしまった

来シーズンは5年契約の2年目を迎え、契約更改では推定3億4000万円の現状維持が決まった

プロ10年目に入る大山選手は、今シーズンを振り返り「良かったシーズンでもあり、同時に悔しさもある」と語り、さらなる向上を目指す意欲を示した

日本シリーズではソフトバンク相手に打率.056という不振を経験したが、これも今後の糧にするつもりだ

「年を重ねると成績が落ちるかもしれないが、そのことも考えていく」と自らを鍛え直す姿勢を崩さない

大山選手のさらなる成長を期待したい

大山悠輔選手が2023年シーズンで見せた活躍は、特に四球を多く選んだ点が評価されます。四球は相手投手へのプレッシャーをかけ、チームの打撃リズムを高める役割を果たします。一方で、自身の日本シリーズでの不振に対する反省も口にしており、成長したいという思いも強く感じられます。
キーワード解説

  • 四球とは?:四球は打席で打者が無理にスイングせず、投球がストライクゾーンを外れた際に一塁に進むことができる状況を指し、出塁率を高めるために非常に重要なプレーです。
  • 出塁率とは?:出塁率は打者が出塁した回数を打席数で割った値で、打者の総合的な能力を示す指標として広く利用されます。
  • つなぐ意識とは?:野球における「つなぐ」意識は、打者がチームプレーを重視し、出塁やヒットなどで次の打者へバトンをつなげることを意味します。

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