彼は、甲子園出場を果たした高川学園時代に注目を浴び、大学でもその才能を開花させた
特に、自身の成長に対する認識が変わったというエピソードが印象的だ
立石選手は、2020年に新型コロナウイルスの影響で夏の甲子園が中止となったが、その静かな期間に多くの成長を遂げた
高川学園の西岡部長は、「彼にとっては静かな時間が良かったのかもしれない」と語り、紅白戦での圧倒的なパフォーマンスを称賛した
その結果、彼は甲子園への切符を掴み、1回戦の小松大谷戦ではバックスクリーンへ本塁打を放ち、一躍注目の選手となった
大学でも立石選手は「練習の虫」として知られ、全体練習後にも自らメニューを考え、地道に努力を重ねてきた
2年生の春には打率.500を記録し、5本塁打を達成するなど輝かしい成績を収めたが、3年時の日本代表合宿では思うように結果が出ず、「上には上がいる」と気づく大きな転機となった
その背中を押したのは母・郁代さんの言葉だった
「上には上がいる
そういう時は練習するしかない」というメッセージは、立石選手に練習することの重要性を再認識させたという
今年度のドラフトでは、複数の球団から期待を寄せられ、最終的に阪神タイガースへの入団が決まった
立石選手の特徴は、仲間たちからの信頼と愛されキャラ
学業とスポーツに専念する一方で、ちょっとした天然エピソードも多く、チームのムードメーカーとしての役割も果たしている
阪神での今後の活躍が期待されるが、果たしてどのようなプレーヤーに成長していくのか、大いに注目される
立石正広(たていし・まさひろ)選手の情報は以下の通り
2003年11月1日生まれで山口県出身
身長180センチ、体重87キロ、右投げ右打ち
高川学園で甲子園出場を経験した後、創価大学で急成長を遂げ、今年度のドラフトで阪神に指名された
趣味はお笑い鑑賞で、座右の銘は「恩返し」としている
立石選手は小松大谷戦での本塁打や大学での努力を通じて成長を果たした選手であり、阪神タイガースに入団することが決まってからその活躍が期待されています。大会や練習を通じて彼がどのように進化していくのかが楽しみです。また、彼の人柄や仲間からの信頼も注目され、チームにとって重要な存在になりそうです。
キーワード解説
- ドラフトとは?プロ野球選手を希望する若手選手が、各球団に指名されるための制度であり、新たな選手を加入させる重要なイベントです。
- 本塁打とは?野球でホームランを打つことを指し、打者がボールを打って塁を一周し、得点を挙げる最も華やかなプレーの一つです。
- 代表合宿とは?特定のスポーツチームのために選ばれた選手たちが集まり、訓練や試合を行うイベントで、国や地域の代表選手が集まることが多いです。

