阪神タイガース元選手・横田慎太郎さんを描いた映画「栄光のバックホーム」公開

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鹿児島県日置市出身の元阪神タイガース外野手、横田慎太郎さん(享年28)をテーマにした映画「栄光のバックホーム」が全国で公開中です

この映画は、横田さんが脳腫瘍との闘いの中でも野球に情熱を捧げた姿を描いており、多くのファンの心を動かしています

映画の主演を務めるのは元高校球児の俳優、松谷鷹也さん(31)

11月28日の公開前に行われたインタビューでは、「一人でも多く、慎太郎さんの生きざまを届けたい」という強い意志が伝わってきました

松谷さんは横田さんから譲り受けたグラブを使用し、その劇中でのバックホームを見事に成し遂げました

横田慎太郎さんの野球キャリア

横田さんの野球人生は、父親も元プロ選手という環境で育まれました

鹿児島実業高から2014年にドラフト2位で阪神タイガースに入団

期待された選手であり、走攻守そろった選手でしたが、2017年に脳腫瘍が発見され、視力が低下しました

手術を受けましたが、視力は戻らず、2019年に現役を引退しました

感動の引退試合

引退試合は阪神鳴尾浜球場でソフトバンクと対戦

視力がほとんど見えない中で安打を捕球し、ノーバウンドでキャッチャーに返球して走者をアウトにする姿は、多くのファンの記憶に残りました

映画化の経緯

この感動的な試合を見た映画監督の秋山純氏は、「この奇跡を100年先まで伝えたい」と映画化を決意

自身のドキュメンタリーと横田さんの母親の視点をもとに、『栄光のバックホーム』という作品が生まれました

主演の松谷鷹也さんの思い
松谷さんは秋山監督と共に鹿児島県内を訪れ、横田さんとの交流を深めました

脚本に関して、横田さんはあまり口を出さないものの、「グラブを粗末に扱うことはできない」といった思いを伝えました

松谷さんは横田さんから譲り受けたグラブを大切に扱い、その美しさに感動したと語っています

映画「栄光のバックホーム」は、横田慎太郎さんの情熱と苦悩を通じて、人々に感動を与える作品です。彼の野球に対する情熱や試練を乗り越える姿は、多くの人にとって勇気を与えるものとなるでしょう。また、主演の松谷鷹也さんの役作りも注目される点です。
キーワード解説

  • バックホームとは?:野球において後方から本塁へ向かってボールを投げるプレイで、守備の重要なスキルです。
  • 脳腫瘍とは?:脳内にできる腫瘍で、視界の低下やさまざまな身体機能に影響を与える可能性があります。
  • ドラフトとは?:プロスポーツ選手を選ぶための制度で、大学生や高校生から希望者が選ばれます。

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