昨シーズンの不本意な結果を受け、彼は「脱力」をテーマにした新たな投球フォームを取り入れています
昨季の振り返りと新たな挑戦
小川投手は、昨シーズンの開幕投手候補とされながら、上半身のコンディション不良で開幕前に離脱シーズンは12試合中2勝、防御率4.65と、キャリアにおけるワーストの成績でした
この悔しさを胸に、彼は今年こそは再起を図る決意を固めています
脱力とは? 投球フォームの見直し
脱力とは、筋肉に余計な力を入れずに体を動かすことを意味します小川投手は、体の内部から動かすことを理想としており、外側の筋肉に頼ると力が入ってしまい、怪我の原因にもなると説明しています
このように、彼はトレーニング方法を見直し、柔軟性を高めることを目指しています
実際のトレーニング成果
自主トレーニングでは、キャッチボールやブルペン投球を行い、早くも「脱力」の効果が出始めていますキャッチボールの相手を務めた山本選手は「(球が)来ないと思ったらいきなり来る」と、その球速に驚きを隠せない様子でした
小川投手自身も、「思ったよりも来るぞという感覚が良い」と手応えを感じています
目指すは開幕投手と規定投球回
小川投手は、この新しいアプローチを取り入れることで、一年間ローテーションを守り抜くとともに、規定投球回に到達することを目標にしていますプロ13年目の彼が、再びマウンドで輝きを見せる日が待ち遠しいです
小川泰弘選手の取り組みは、昨シーズンの経験から学び直す姿勢としてとても重要です。脱力を意識したトレーニングが、今後の投球パフォーマンスにどのように反映されるか期待が高まります。また、選手自身が持つ柔軟性への意識も、長寿命選手としての活躍に繋がるかもしれません。
キーワード解説
- 脱力とは?: 脱力は余計な力を抜いて体を動かすことです。これにより筋肉にかかる負担が軽減され、パフォーマンスが向上する可能性があります。
- 防御率とは?: 防御率は投手の成績を示す指標の一つで、投球したイニングに対する失点数を表します。数値が低いほど良い成績とされます。
- 規定投球回とは?: 規定投球回は、投手としてシーズン中に必要とされる最低限の投球回数です。これを達成すると、各種成績のタイトルや表彰の対象になります。