佐野選手は、「野球をやりたくならなかったことが一番の理由です
中途半端にやってもいい結果が出ないと思いましたし、ここで区切りをつけようと思いました」と、決断に至った経緯を語りました
佐野選手は、2015年に大分高からドラフト3位で投手として入団し、その後、2018年に野手に転向しました
野手転向後は育成契約を結び、さらに両打ちにも挑戦しました
2020年には自己最多の20盗塁を記録し、21年と22年にはチームの優勝にも貢献しています
しかし、近年は怪我に悩まされ、昨シーズンは4試合、今シーズンも1軍の出場がなかったことから、構想外の通告を受けることになりました
引退を決めた佐野選手は、進路に対する悩みを抱えた時期もあったと述べ、「やりきったというか、苦しかった」と感慨深く振り返りました
今後はオリックス球団の仕事に携わる意向を示しており、「お世話になったので、本当に恩返ししていくしかない」と言葉を続けました
佐野選手の引退は、彼のキャリアにおける様々な挑戦や怪我を考えると、決して簡単な決断ではなかったでしょう。しかし、彼が自身の気持ちに正直に向き合い、今後の進路に新たな道を見いだしたことは、彼にとって前向きなステップだと思います。オリックスでの経験を活かし、球団に貢献していく姿には期待が高まります。
キーワード解説
- 外野手とは? 野球において外野手は、内野の外側に位置する選手で、主にフライボールやヒットを捕る役割を持っています。
- ドラフトとは? ドラフトとは、プロのスポーツチームが新たな選手を選ぶ制度のことです。特に日本のプロ野球では、各チームが高校や大学の選手を指名することで、その選手を獲得します。
- 育成契約とは? 育成契約は、プロ野球チームが成長段階にある選手と結ぶ契約です。この契約では、選手に対して一定のサポートが提供されますが、一軍の枠には入れません。
- 盗塁とは? 盗塁は、バッターが打席に立っている間に、走者が次の塁へ進む行為を指します。成功すると、チームにとって有利な状況が生まれます。

