中日ドラゴンズの走塁戦略:英智氏が語る効果と重要性

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中日ドラゴンズのOBで野球解説者の英智氏が、11月27日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演し、走塁の重要性について話しました

この日はアナウンサーの佐藤楠大氏と三浦優奈氏がパーソナリティを務め、盗塁が打者に与える影響や、現役選手の中で特に走塁が巧い選手についても解説しました

盗塁の効果

NPB(日本プロ野球)のデータによると、2023年のドラゴンズは80回の盗塁を成功させ、セ・リーグでは阪神に次いで2番目の記録を保持しています

2024年には盗塁数が40回だったことから、今年の盗塁は約2倍に増加しています

この成長の背景には、選手たちの走る意識の変化があると英智氏は指摘します

英智氏は、「上林誠知選手が走塁のイメージを変えてくれた

タイミングよく盗塁を仕掛けることで、打者にとっても打ちやすい環境を生み出している」と述べています

盗塁が成功すると、バッターはダブルプレーを回避するためにリラックスして打てるようになり、得点のチャンスを増やすことが期待できます

相手へのプレッシャー

盗塁のもう一つの効用は、相手チームにプレッシャーをかける点です

英智氏は、「盗塁される可能性を想定させることで、相手バッテリーが少しでも外側のボールを要求するようになり、攻撃が自然にドラゴンズペースに持ち込まれる」と語ります

たとえば、上林選手が一塁にいる場合、細川成也選手は外寄りのボールを待って、それを外野に打ち分けることが可能になっています

来年からは更なるホームランウイングの導入が見込まれ、期待はさらに高まります

英智氏は、「一塁上での演技」についても重要性を説き、「走るぞ、走らないぞ」といった牽制をすることで、相手が勝手に思惑を巡らせる効果が生まれると説明しました

英智氏の解説は、走塁が試合に与える影響の深さを改めて確認させてくれます。特に盗塁がもたらすプレッシャー効果は、単に塁を進むだけでなく、チーム全体の攻撃力を引き上げる重要な要素と言えるでしょう。
キーワード解説

  • 盗塁とは?:盗塁とは、打者がボールを打った後、走者が次の塁に進む行為です。これにより得点のチャンスが増え、試合の流れを変えることができます。
  • NPBとは?:NPBは日本プロ野球の略称で、日本のプロ野球リーグを統括する団体です。活動内容には、選手の契約や試合の運営が含まれています。
  • プレッシャーとは?:プレッシャーは、相手に感じさせる心理的な圧力のことです。スポーツにおいては、特に重要な場面で相手選手のパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。

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