杉本裕太郎選手、ピラティスとウエート・トレーニングで進化を目指す

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4年ぶりに規定打席に到達した杉本裕太郎選手(34)は、今季のプロ野球においてしなやかな打撃に手応えを感じている

彼は今季、チームトップの16本塁打を記録し、自身の健在を示す一年となった

2021年には打率.301、32本塁打を記録し、ホームラン王に輝いた杉本選手だが、以降は相次ぐ故障に見舞われ、不完全燃焼のシーズンを過ごしていた

昨季終了後、杉本選手は大きな決断を下した

昨年11月の左足首の手術の影響を引きずっており、82試合の出場で打率.233、11本塁打にとどまった彼は、ウエート・トレーニングを封印し、より柔軟性を高めるためにピラティスを導入した

ピラティスは筋力を高める運動で、体幹を強化し、関節の可動域を広げることができる

「地元の友達がインストラクターをしていて、『いいよ』と勧められた

強さで打球を飛ばすのではなく、しなやかさで飛ばすイメージを持った」と杉本選手は語る

彼はシーズン中もピラティスを続け、「ケガなく1年間戦力になれたのは久しぶり

体が動きやすくなった」とその成果を実感した

来季35歳のシーズンを迎える杉本選手は、さらなる進化を目指す意向を示している

オフにはピラティスと並行して「もう一度パワーを付けよう」と、ウエート・トレーニングを2年ぶりに再開する

また、三振率.067を誇る先輩選手・西野真弘と宮古島で合同自主トレを行い、打率と長打の両方を追求する考えだ

「パワーと確実性の両立が一番の課題

まだまだ成長できると思う」と杉本選手は前向きな姿勢を見せている

杉本裕太郎選手の今季の取り組みは、彼のこれまでのキャリアにおいて大きな意味を持つ。ウエート・トレーニングをやめてピラティスに挑戦することで、より柔軟でしなやかな打撃を追求する姿勢は、今後のシーズンにも期待を持たせるものだ。年齢を重ねながらも進化を目指す姿は、多くのファンに感動を与える。
キーワード解説

  • ピラティスとは? ピラティスは、身体の柔軟性や筋力を高めるための運動方法で、体幹を強化し、体のバランスを整えることを目的としたエクササイズです。
  • ウエート・トレーニングとは? ウエート・トレーニングは、重りを使って筋肉を強化するためのトレーニングで、筋力向上や体格改善を目指しています。
  • 規定打席とは? 規定打席は、プロ野球における選手の出場回数の指標の一つで、年間一定回数の打席を立つことが求められます。これに達することで成績が正式に評価されます。

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