日刊スポーツでは、読売ジャイアンツの支配下選手としてドラフト1位で指名された石塚裕惺内野手(18歳、花咲徳栄)に焦点を当て、その挑戦を「目指せ!慎・巨人の星」と題して連載しています
体づくりに意欲を燃やす石塚
高校時代には左ろっ骨を疲労骨折するという試練を経験した石塚は、その苦痛を糧にして屈強な身体作りに励んでいます憧れの先輩である坂本勇人内野手(36歳)が試合に出続ける姿勢を掲げ、「常に試合に出続ける不動のレギュラーになりたい」との目標を掲げています
坂本は史上初めて遊撃手として2000試合出場を達成した選手でもあり、その信念は石塚の成長の原動力となっています
充実した自主トレーニングのスタート
新人合同自主トレーニングの初日、石塚はポール間走を8本こなした後、「順調です」と満足げな表情を浮かべましたこのトレーニングでは、怪我を避けるための体力強化と心身の準備を進めています
特に、彼は「今日しか来られないファンのためにプレーし続ける」との意気込みを語ります
苦い経験が生んだ決意
2年生の夏、埼玉大会の決勝で敗退し、甲子園出場が果たせなかった石塚しかし、痛めた左ろっ骨による1か月の離脱は、彼にとって重要な転機となりました
運動ができない苦しみを再び味わいたくないという強い思いから、徹底した体作りに取り組み始めたのです
期待の若手選手としての自覚
卒業旅行で訪れた巨人の宮崎キャンプに、今度は黄金ルーキーとしての自信を持って臨む石塚は、「最終的な目標は2000本安打」と高い目標を掲げています今後、彼がプロの世界でどのように成長し、夢を実現していくのか注目されます
石塚裕惺選手の成長過程は、多くの若手選手にとって希望の光となる。苦しい経験から立ち直り、高い目標を掲げる姿勢は印象的で、プロとしての自覚を持って日々を過ごしていることは評価されるだろう。今後の活躍に期待したい。
キーワード解説
- 新人選手とは?:プロ野球で初めて入団した選手のことを指し、若い選手が多く、期待が寄せられる。
- 疲労骨折とは?:骨にかかる負担が大きくなり、骨が亀裂を生じる状態で、特にスポーツ選手に多く見られる。
- ポール間走とは?:一定の距離を設定したポールを使い、その間を走るトレーニングで、持久力やスピードの強化に役立つ。
- 2000試合出場とは?:プロ野球選手が公式戦に出場した試合数が2000試合に達することを指し、非常に稀な偉業である。