九共大の稲川竜汰投手、ソフトバンクからの指名に感激
プロ野球のドラフトでソフトバンクから2位指名を受けた九共大の稲川竜汰投手(4年・折尾愛真)が、西日本新聞のインタビューに応じ、プロ入りへの思いを語った稲川は、大学1年の春季リーグ戦で4勝を挙げるなど印象的なデビューを飾ったが、その後は不調や右膝の大けがに悩まされてきた
最速152キロの右腕が、自身の心境やプロ入り後の目標、将来の夢について語った
驚きのドラフト指名
ドラフトで自分の名前が呼ばれた瞬間、稲川は「驚きました控室で中継を見ていて『は? 俺?』という感じでした」と振り返る
全く準備をしていなかった彼にとって、テレビで見ていたドラフトで自らの名前が呼ばれることは不思議な感覚だった
地元ソフトバンクへの思い
指名されたのが地元球団のソフトバンクであったことについて、稲川は「福岡でまだ野球をやれることがうれしかったですホークスは一番やりがいのある球団
競争が激しいが、そこで勝ち上がっていきたい」と意気込みを語った
大学での成功と挫折
1年時、稲川は春季リーグ戦で4勝を挙げ、全日本大学選手権では強豪の東北福祉大を完封し、その名を全国に広めたしかし、その後はプレッシャーを感じ、フォームを崩してしまう
大学日本代表合宿での経験を経て、フォームを思い出したという
けがからの復活
再起を懸けた3年春のシーズン前に大ケガを負い、右膝の半月板損傷に苦しむこととなった手術を経て、徐々に投げ始めたが、再び痛みが出るなどの困難に直面
最終的に4年秋のシーズンでは防御率0.93という素晴らしい成績を残し、最優秀選手にも選ばれた
今後の目標と夢
稲川は、ルーキーイヤーの目標として「開幕1軍に入りたい」と述べ、新人王を狙う意気込みを示した将来的には沢村賞を獲り、米国の舞台でも活躍したいと夢を語りつつ、プロ選手として体作りに励む姿勢を見せた
稲川投手のインタビューを通して、彼の努力や苦労が明らかになりました。怪我を乗り越えた経験や、地元ソフトバンクへの思いを具体的に語っている点が印象的でした。今後の彼の活躍に期待が高まります。
キーワード解説
- ドラフトとは?:プロ野球の選手を選ぶための会議で、各球団が新たに獲得する選手を指名するシステムのこと。
- 防御率とは?:投手が投げたイニングに対して、与えた自責点(失点からエラーによる得点を除いたもの)がどのくらいの数になるかを示す指標。数字が低いほど優れた成績を示す。
- フォームとは?:投手や打者が行う際の体の動きや姿勢を指し、正しいフォームはパフォーマンスに大きな影響を与える。
- 下半身を鍛えるとは?:野球においては、特に投球や打撃時の力を支えるために、下半身の筋力や柔軟性を強化するトレーニングのこと。
- 新人王とは?:プロ野球で、初めてシーズンを終えた選手の中から最も優れた成績を残した選手に贈られる賞。

