オリオールズ、ヤクルトの村上宗隆選手獲得を検討中

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 米ヤフースポーツは、オリオールズが低迷した打線の立て直しを図るため、ヤクルトの村上宗隆内野手(25)の獲得をポスティングシステムを通じて検討すべきだと報じた

ポスティングシステムとは、日本のプロ野球チームが選手のメジャーリーグチームへの移籍を許可する制度であり、選手を希望するメジャーリーグチームがその選手に対して一定の譲渡金を支払う仕組みである

 オリオールズは今季、投手補強が最優先課題とされているが、チーム打率が2割3分5厘とMLBで24位という低迷を続けている

特に、ラウレアノ選手やオハーン選手がトレードでチームを去ったことから、長打力を兼ね備えた左打者の補強が急務となっている

 村上選手はNPB(日本プロ野球)で通算246本塁打、長打率5割5分7厘を記録した実力派選手である

22歳だった2022年には56本塁打を叩き出し、王貞治の日本選手シーズン本塁打記録を更新するなど、圧倒的な打撃力を誇る

 今季は怪我の影響で56試合のみの出場だったが、それでも22本塁打を記録している

さらに、彼の打球速度は最速116・5マイル(約187・5キロ)に達し、これはメジャーリーグの屈指の強打者と同等のレベルであると言われている

しかし、通算三振率31%を超えており、メジャーリーグに適応する過程でリスクがあることも指摘されている

 仮に村上選手がオリオールズに移籍する場合、契約規模はレッドソックスの吉田正尚外野手(32)の5年9000万ドル(約140億円)を超えるものになると予想されており、譲渡金を含めると1億ドル(約156億円)級の投資になる見込みである

さらに、若干25歳という若さも大きな魅力であり、三塁・一塁を担うことが可能だが、契約が成立するには通算98本塁打を記録しているライアン・マウントキャッスルをトレードし、一塁のポジションを空ける必要がある

結論として、オリオールズが村上選手の獲得を実現すれば、チームの打線を大きく引き上げる存在になることは間違いないと言えるだろう

今回の報道は、オリオールズが村上選手の獲得に向けて動いていることを示唆しています。村上選手の持つ打撃力がチームにどのような影響を与えるのか注目されます。若手選手の成長が期待される中、この移籍はチームの未来を大きく左右する可能性があります。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?
  • 長打力とは?
  • 三振率とは?

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