悔しさの中での契約更改
東京・都内のヤクルト球団事務所で4日、内野手の茂木栄五郎選手が契約更改交渉を終え、現状維持の年俸7000万円で来季の契約にサインしました茂木選手は、来季が2年契約の2年目となります
今季は楽天からフリーエージェント(FA)で加入したものの、出だしの好調にもかかわらず、怪我に悩まされることになりました
厳しいシーズンを振り返る
茂木選手は、開幕戦から三塁手として定位置に起用されましたが、7月には左膝半月板の手術を受けることになり、その後は出場機会がなくなりました最終的には53試合に出場し、打率は.240、5本塁打、16打点という成績でした
「出だしが良かっただけに怪我がもったいなく、悔しさしかなかった」と語り、心の内を明かしました
怪我からの回復と新たな挑戦
茂木選手は、手術を経て「8、9割くらい回復している」とし、来年の春季キャンプには万全の状態で挑む意向を表明しました特に、楽天での新人時代に打撃コーチだった池山隆寛新監督のもとでプレーできることを楽しみにしています
「当時よりも成長した姿でチームの勝利に貢献したい」と抱負を語りました
レギュラー獲得への意欲
村上宗隆選手がメジャー移籍の可能性を示唆する中、茂木選手は「体を万全にしてグラウンドに立てれば勝負できると思っているもう一度レギュラーを獲りに行きたい」と強い意欲を見せています
ポジションにはこだわらず、特にサードのレギュラー争いに臨む心準備を整えています
茂木選手が怪我からの回復を果たし、来季の目標をレギュラー獲得に定めたことは、ファンにとっても注目のポイントです。特に村上選手のメジャー移籍が懸念される今、茂木選手が果たす役割はますます重要になるでしょう。来季の活躍に期待が高まります。
キーワード解説
- フリーエージェントとは?:フリーエージェント(FA)とは、選手が自由に他のチームと契約できる権利を持つことを指します。特定の条件を満たす場合に与えられることで、選手は好きなチームに移籍できるメリットがあります。
- 半月板とは?:半月板は、膝関節にある軟骨で、衝撃を吸収したり、関節の安定性を高めたりする重要な役割を果たしています。半月板を傷めると、膝の動きに支障をきたします。

