プロ野球パ・リーグの西武ライオンズ、佐賀アジアドリームズと業務提携を締結

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2025年12月3日、佐賀市において、独立リーグの「佐賀アジアドリームズ」とプロ野球パ・リーグの埼玉西武ライオンズの間で業務提携が正式に締結された

アジア地域の野球界との関係を構築してきたドリームズと、西武は、国内の野球人口が減少する中でアジア市場への展開を図るため、互いに協力し合うことを確認した

業務提携の目的と背景

業務提携の調印式には、ドリームズの福原佑二CEOと西武の秋元宏作副本部長が参加し、協力の意義を語った

福原CEOは「西武の持つ外国人選手の育成やキャリアアップに関するノウハウを提供していただけることを期待している」と述べ、西武の秋元副本部長は「ドリームズが抱えるスカウト情報は非常に重要で、アジアの選手を発掘し、良い選手を獲得したい」と期待を寄せた

佐賀アジアドリームズについて

佐賀アジアドリームズは、嬉野市と武雄市をホームタウンとする独立リーグのチームであり、2024年から「九州アジアリーグ」に参戦している

これまでにインドネシア、フィリピン、カンボジアなど、9ヵ国の選手が在籍し、初めて勝利を収めた

来季はさらに多くの国から選手を迎える予定

西武の国際展開

西武は海外市場の開拓と選手獲得を進めるため、ドリームズとの提携に至った

秋元副本部長がドリームズの練習を視察したことが、提携の契機となった

福原CEOは「アジア地域の野球人口の増加に貢献したい」と目標を語った

今後の展望
この業務提携により、ドリームズはアジア選手の情報を西武に提供し、西武は臨時コーチを派遣する計画である

また、育成された選手の西武への移籍も視野に入れている

秋元副本部長は「世界と連携することが野球界の発展につながり、西武にとってもプラスになる」と展望を語り、両者の関係構築が今後の選手育成や市場拡大へ繋がることが期待されている

今回の業務提携は、国内の野球人口減少という課題に対する新たな取り組みとして注目されます。アジア市場への進出は、将来的な選手育成やファンの獲得に繋がる可能性があります。また、両チームの協力が成功すれば、アジアにおける野球の発展にも寄与するでしょう。
キーワード解説

  • 業務提携とは?:企業や団体が互いに協力して、特定のプロジェクトや目的を達成するために結ぶ契約のことを指します。
  • 外国人選手の育成とは?:特定の国や地域において、野球やスポーツに関するスキルや知識を持つ選手を育て上げるプロセスのことです。
  • スカウト情報とは?:選手を発掘するために集めた情報のこと。実力や特性に基づいて選手を選定するために重要なデータです。

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