このシーズン、井上選手はチーム内で3位タイの20試合に先発し、4勝8敗という結果を残しました
若干24歳の選手は、増額は自分の実績を反映したものではないと考えており、そのため「うまくいかなかったことが多かったシーズン」と反省の弁を述べました
昨シーズンはキャリアハイの8勝5敗を記録し、シーズン後に行われた国際大会「プレミア12」では日本代表としてもプレーしています
しかし今季はさらなる成長を目指しましたが、6月以降は勝ち星を1つしか挙げられず、終盤には左肘の痛みにも悩まされました
井上選手が抱える課題の一つが「対角線」に関するもので、右打者への内角球が甘くなってしまう傾向がデータとして明らかになりました
井上選手は、「先発として試合をつくれない」と強く感じ、特に左手首が内側に入るテークバックの癖を修正するため、キャッチボール時に対角線を意識しています
メンタル面も重要な課題で、失点やチーム全体の負けが続く中で焦りが増し練習に集中できないことがあったと振り返ります
彼は、「打たれた次週の試合を、いかにフラットな状態で迎えられるか」を心に留めておく必要があると強調しました
幸いにも、左肘の回復は順調で「ほぼマックスの力で投げられている」と語ります
来季に向けては、「まずは先発ローテーションに入り、規定投球回と2桁勝利を達成できるように頑張りたい」と大きな目標を掲げています
井上選手の抱える課題や目標に対する姿勢は非常に前向きであり、特にメンタルの重要性を強調する姿勢が印象的です。試合に向けた心の準備ができていることが、次のシーズンの成長に繋がるでしょう。
キーワード解説
- 規定投球回とは?:プロ野球において投手が一定の投球回数を投げることを意味し、主に150イニングが基準とされます。
- 2桁勝利とは?:シーズン中に投手が10勝以上を記録することを指し、安定した成績を示す1つの指標です。
- テークバックとは?:投球動作における腕の動きで、ボールをリリースする準備として必要な重要な段階です。

