宮西は今季、NPB(日本野球機構)18年目を迎え、31試合に登板
成績は1勝1敗、12ホールド、防御率3.20を記録した
特に注目すべきは、9月23日の楽天戦で達成した通算900登板
これはNPB史上4人目の快挙であり、同記録を持つ岩瀬仁紀(中日)の1002登板や、パ・リーグ記録の米田哲也(阪急、近鉄)の949登板も視野に入ってきた
さらに、宮西は5月15日のオリックス戦で連続救援登板数を880試合に伸ばし、これにより879試合で並んでいた岩瀬を抜いてプロ野球記録を樹立
このような活躍が今後の投手登板数の記録更新にも期待が高まる
一方、石川は来季46歳を迎えるにあたり、2027年からセ・リーグで導入される指名打者制への懸念を表明
「打席に立つことができるのは来年が最後かもしれないので、楽しみながら挑戦したい
ホームランも経験してみたい」と意気込みを語った
これに対して宮西は、打席に立つ機会が少ないパ・リーグの選手として「ホームランを打ちたい気持ちはあるが、現実的には難しい」と苦笑いしつつ、「新庄監督がいるので奇策を試みる可能性もある」と冗談交じりに語った
ここで宮西が触れた「遠山・葛西スペシャル」とは、2000年に阪神の監督であった野村克也が多用した継投策
左腕の遠山と右腕の葛西を相手打者の左右によって使い分ける戦術で、特に巨人の松井秀喜を苦しめたことで知られている
宮西は「ボスが許可すれば、やってみるのも面白い」と、ユニークなアイデアを提案した
両投手はファンに向け、自身の目標や思いを語ることで、野球に対する情熱を再確認する機会となった
今回のトークライブでは、両選手が自身のキャリアについて語る姿が印象的でした。特に、将来的なルール変更に対する思いを語る石川選手の姿勢や、宮西選手のユーモアを交えた発言は、ファンにとって楽しめる内容でした。野球界の長い歴史の中で、こうした選手達の経験や見解を聞くことで、ファンの理解が深まる素晴らしい機会と言えるでしょう。
キーワード解説
- NPBとは?日本野球機構(Nippon Professional Baseball)は、日本のプロ野球を統括する機関で、セ・リーグとパ・リーグの2リーグ制で運営されています。
- ホールドとは?ホールドは、投手が試合中にリードを保ちながら登板し、勝利投手にはならないものの、チームを助ける重要な役割を果たしたことを示す記録です。
- 指名打者制とは?日本のプロ野球において、指名打者制は投手の代わりに専用の打者を起用する制度で、主に得点力を高めるために導入されています。
- 継投策とは?継投策とは、試合中に複数の投手を使い分け、相手チームの打線に対して有効に対処する戦略です。

