西武が石井内野手と契約合意、FA補強で強化へ

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 日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使した石井一成内野手(31)が、西武ライオンズと契約合意に至ったことが明らかになった

これは、3年連続でBクラスという低迷を脱出し、打撃力の強化が急務となっている西武にとって、重要な補強となる

 西武は交渉解禁初日から石井に対して熱心なアプローチを開始

複数年契約の提示に加え、背番号「4」を掲げて石井を迎え入れる意欲を伝えた

さらに、DeNAからFA宣言した桑原将志外野手(32)も獲得しており、同一年に2人のFA選手を迎えるのは球団史上初の試みとなる

 石井は西武から提示された条件について、出来高払いを含めた3年間で約4億円の規模であるとされている

熟考の末、移籍を決断した石井は、日本ハム側からも複数年契約が提示されていたが、最終的には西武の熱意に心が動かされた

 西武はチームの成績が振るわず、特に内野手の整備が課題となっており、石井のような経験豊富な選手の加入が大きな意味を持つ

今季のチーム打率が・232、長打率が・328とリーグ最下位であり、石井の打撃力はチームの打線に必須とされている

 石井は過去の対戦で西武戦において打率・356、出塁率・406、3本塁打を記録しており、その実績が彼の評価を高めている

30代に差し掛かるチームのベテラン陣とともに、新たな戦力としての活躍が期待される

 西武は、08年以来の日本一を狙うために本格的な補強を進めており、その一環として石井の獲得を実現させた

球団史上初の同一年に2人のFA選手が加入したことは、ファンにとっても大きな期待を抱かせるニュースである

 石井選手は1994年生まれ、栃木県出身で、作新学院から早稲田大学を経て2016年に日本ハムへ入団

高いアマチュア時代の実績を持ち、プロ入り後も安定した成績を残してきた

去年のシーズンではキャリアハイの打率.259を記録し、これからの成長にも期待が寄せられている

今回の西武ライオンズの石井内野手の獲得は、チームの打撃力強化において非常に重要な決断といえる。3年連続のBクラスから脱出し、再建の兆しを見せるためには、経験豊富な選手の加入が必須であった。石井選手は過去の対戦で西武に対する高い成績を残しており、今後の活躍が期待される。
キーワード解説

  • 国内フリーエージェント(FA)権とは? プロ野球選手が所属する球団と契約を結んでいない状態で、他の球団と契約する自由を持つ制度のことです。
  • 出来高払いとは? 選手が特定の条件や成績を達成した場合に支給される報酬のことです。これにより、選手はパフォーマンスを向上させるインセンティブを持つことができます。
  • チーム打率とは? チーム全体の打者が残したヒット数を打数で割ったもので、打撃力の指標として使われます。
  • 出塁率とは? 打者が出塁できた割合を示す指標で、ヒットや四球などで塁に出た回数を打数で割ります。
  • ポジションとは? 選手がフィールド上で担当する位置のことで、内野手や外野手などがあります。

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