このドラフトは選手の移籍を活性化する目的で行われ、今年で4回目を迎える
全12球団が参加しており、各球団は最大2人まで選手を獲得できるルールとなっている
なお、今年は規定が一部変更され、2巡目以降の選手獲得がより獲得しやすくなる
昨年の現役ドラフトでは、広島が日本ハムから鈴木健矢投手（27）を獲得した
この選手は昨シーズン24試合で2勝、防御率1・89と好成績を収め、一軍での戦力として存在感を示した
「獲得成功」と評価されている
現役ドラフトでは、他球団から欲しい選手を獲得するためには代償が伴う
欲しがられる選手を自軍から放出しなければならないからだ
さらに、現役ドラフト対象者リストの中で最も多くの獲得希望票を集めた選手が所属する球団が、次の指名権を獲得するというシステムになっている
このため、各球団は秋に行われるアマチュア選手対象のドラフト会議のように、指名のシミュレーションを事前に行っているが、思惑通りに進むことは少ない
実際、昨年の現役ドラフトに関わった他球団の編成フロントは、広島が1巡目でドラフト1位選手の矢崎（現ヤクルト）を放出し、今年、巨人のブルペンに定着した田中瑛斗を狙っていたという
これにより、広島の選手選定能力は高く評価されている
移籍して新しいチームでも思うような結果を残せず、戦力外となった選手もいる中で、昨年の現役ドラフトで広島が関連した選手たちは、多くが一軍で活躍している
特に、田中瑛斗が62試合に登板し36ホールドを記録したのは注目に値する
広島の選手選定能力が発揮された内容と言えるだろう
そのため、今年の広島の現役ドラフトの動きにも多くの関心が寄せられ、他球団も注目することでしょう
今年の現役ドラフトで広島がどのような選手を獲得するか、多くのファンが注目しています。昨年の成功から、広島の選手選定能力に期待が高まる中、他球団の動向も気になります。選手たちの新天地での活躍が楽しみです。
キーワード解説
- 現役ドラフトとは？現役ドラフトは、プロ野球選手が球団間で移籍する機会を設ける仕組みのことです。選手を自由に獲得するためのルールがあるため、選手の移動が活発になります。
- 獲得成功とは？獲得成功は、選手を他の球団から獲得して、期待されたパフォーマンスを発揮した際に使われる言葉です。選手がそのチームで活躍することが前提です。
- 防御率とは？防御率は、投手がどれだけ失点したかを示す指標であり、一般的に低いほど良い成績を指します。試合における失点数から算出されます。
