阪神の大竹耕太郎、年俸1億3000万円に更改 初の“大台”突破
阪神タイガースの大竹耕太郎投手(30)が、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、年俸4000万円増の1億3000万円で契約を更改しました現役ドラフトで移籍した投手としては初の“大台”であり、球団の日本選手としても11人目となる1億円に到達しました
来季は背番号21を背負い、初タイトルとなる最多勝を目指す意欲を見せています
大竹投手は契約更改の会見で、笑顔を見せながらも厳しい責任感を口にしました
「これまでは周りの人におごってもらっていたが、今度は自分がその立場になる」と語り、選手としての成長を実感している様子が伺えます
大竹は、2017年度の育成ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団し、2018年7月に支配下登録を勝ち取りましたが、その後の2シーズンは勝利を挙げられない厳しい時期も経験しました
22年オフに現役ドラフトで阪神に移籍し、才能が開花しました
23年シーズンには自身初の2桁勝利(12勝)を挙げ、24年も11勝を記録しています
移籍から3年連続での昇給を果たした背景には、「一歩一歩、着実に目の前のできることをやってきた結果」があると振り返ります
現役ドラフトで移籍した選手の中で、大竹は中日・細川と同じく2人目の1億円突破を果たしました
細川選手との共通点として、環境が変わることで結果を残せる可能性があることを示しており、他の選手たちにもポジティブな影響を与えたいと考えています
また、大竹は育成出身選手として球団初の年俸1億円超えとなり、ソフトバンク時代に見てきた先輩選手たちの姿が刺激となったと述べました
「自分もそういう存在になりたい」と意気込みを語り、目標を持ってシーズンに臨む姿勢を強調しました
来季は元ソフトバンクの和田選手と同じ背番号21を背負うことになり、「後輩たちに姿勢で見せていきたい」と責任感を力に変え、勝ち星と年俸を積み上げる決意を示しました
大竹耕太郎選手の契約更改は、現役ドラフトという制度が選手に与える影響を象徴する事例と言えます。自らの努力で高額年俸を達成し、初タイトルを目指す姿は、多くの若い選手にとって目標となるでしょう。契約に伴う責任感を持ちつつも、シーズンへの期待も高まります。
キーワード解説
- 現役ドラフトとは?:現役ドラフトは、プロ野球選手が別の球団に移籍する際に、その選手を希望する球団が他の球団と選手を交換する制度のことです。この制度により、選手は新たな環境で成長するチャンスを得ることができます。
- 最多勝とは?:最多勝は、一シーズンの中で最も多くの勝利を挙げた投手に与えられるタイトルのことです。強力な投手がタイトルを獲得する証となります。

