現地時間12月4日、ジャイアンツのゼネラルマネージャー（GM）ザック・ミナシアン氏が地元ラジオ局『KNBR』のポッドキャスト番組「Murph and Markus」に出演し、西武からポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を果たした今井達也の話題が取り上げられた
今井選手は、2025年のシーズン中に記録した17奪三振という球団新記録を含む圧巻のパフォーマンスを見せており、注目されていた
しかし、12月1日にジャイアンツが今井選手の獲得を見送るとの報道がなされた
米スポーツメディア『The Athletic』のアンドリュー・バガリー記者によると、ジャイアンツは「予想される投資額が9桁（1億ドル、約155億円）を超えない見込み」で、今後はより手ごろな価格の投手獲得を目指す方針を示している
番組内でのミナシアン氏は、特定の選手に関して言及を避けつつも、「日本や韓国からの選手獲得には引き続き積極的であり、KBOからはイ・ジョンフを獲得するなどの動きがあった」と語った
さらに「選手の契約や年俸については、個別の事情を考慮して判断している」と続け、「才能豊かな選手の獲得に向けて様々な手段を模索する」と決意を述べた
ジャイアンツが今井選手を含むトップクラスのFA選手にどのような戦略を取るのか、その動向に注目が集まる
今回のジャイアンツの動きは、今井選手のような有力投手を獲得するために必要な資金が不足することを示しており、球団の戦略変更を印象付けています。特に、手ごろな価格での選手獲得にシフトしている点は、財政面での柔軟性を考慮に入れたものと言えます。今後の選手獲得の方針が気になるところです。
キーワード解説
- FA（フリーエージェント）とは？選手が契約期間を終了した後、他の球団と自由に契約することができる制度です。
- ポスティングシステムとは？日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍する際、所属球団が他の球団に選手の移籍を認めるための制度です。
- 奪三振とは？投手が打者を三振でアウトにすることを指します。投手の実力を測る重要な指標の一つです。
