この中でも注目を集めているのが、21世紀枠に選ばれた壱岐（長崎）と横浜清陵（神奈川）の2校だ
両校ともに、甲子園において春夏通じて初出場となる
21世紀枠とは、部活動や学校活動での学校の取り組みを評価し、選考された学校に与えられる特別枠だ
選出された横浜清陵は、激戦区として知られる神奈川県で昨年秋に公立校として唯一8強入りを果たし、選手自身が主体的にチーム作りに取り組んできたことが高く評価された
実は、神奈川県ではこれまで地区推薦校の選出がなかったが、横浜清陵が初めてセンバツ出場を勝ち取ったことになる
一方、壱岐は、離島という特異な環境で活動しておりながら、昨秋の九州大会で1勝を挙げ8強入りしたことが評価された
長崎県からは過去に推薦校に選ばれたことはあったが、九州地区の推薦校には選ばれたことがなかった
この成果は、地区にとって大きな意味を持つ
これにより、未だ21世紀枠選出がない都道府県は11存在する
具体的には、関東・東京では埼玉と群馬、北信越では長野、東海では三重、近畿では京都、大阪、奈良の3府県、中国では岡山、広島、鳥取の3県、九州では福岡が該当する
なお、北海道、東北、四国ではすべての道県が選出された
第97回選抜高校野球大会における21世紀枠の選出は、地域の発展や学校の努力を評価する機会を提供しています。壱岐と横浜清陵が選ばれたことで、他の都道府県にも希望を与える結果となりました。選手たちの頑張りが、新たな歴史を作っていく瞬間を見守りたいです。
キーワード解説
- 21世紀枠とは？：部活動や学校活動の取り組みを評価し、特別に選出された学校に与えられる枠のことです。
- 激戦区とは？：強豪校が多く存在する地域や地区のことを指し、多くの競争があることを示します。
- 九州大会とは？：九州地域で行われる高校野球の大会で、地方の優勝校を決める重要なコンペティションです。
