ヤクルト・中村悠平捕手、契約更改で新たな決意を表明

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東京ヤクルトスワローズの中村悠平捕手(35)は、8日に都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億5000万円プラス出来高払いで新たに3年契約を結んだ

この契約は、球団が中村の力を今後も必要とする意向を示すものとなっている

今季の成績とその背景

中村は、17年目となる今季は74試合に出場し、打率.230、1本塁打、11打点の成績を残した

彼の成績低下の一因として、2月に沖縄・浦添キャンプで負った怪我が挙げられる

中村は「キャンプ中にしっかり練習が積めなかったことが響いた

本当に不甲斐ないですよね

成績的にも全然だったので」と悔しさを滲ませた

正捕手争いの激化

中村のチーム内での正捕手争いは厳しさを増している

今季最も多く試合に出場した捕手は古賀で、87試合をこなした

球団側からは「年々、試合数が減っている

もっと試合に出て、チームを引っ張ってほしい」との励ましと奮起が求められている

来季に向けた意気込み

このオフシーズンには、川端慎吾の引退により中村はチーム内で最年長の選手となる

「経験のところでは負けたくない

技術的な部分で若手に負けている部分があるのは認めなくちゃいけない」と年齢に伴う成長と競争の重要性を理解している

来季は「勝つ」というテーマを色紙に記し、相手チームだけでなく、自分自身との戦いにも挑む意気込みを示している

侍ジャパンでの経験
中村は2023年のWBCで侍ジャパンの優勝に貢献した「世界一の捕手」としての誇りを持っており、扇の要としての地位をまだ誰にも譲るつもりはないと語った

経験を生かし、より多くの試合に出場することでチームを引っ張っていく意思を強く持っている

中村悠平選手の契約更改は、チームにおける経験や技術の重要性を示している。若手との競争を意識しつつも、自らの存在意義を考える姿勢が印象的だ。これからのシーズンに向けた意気込みは、ファンにとっても期待が高まる。
キーワード解説

  • 捕手とは? 野球において、捕手は投手の次に重要な位置であり、ピッチャーからのボールを受ける役割を担っています。
  • 契約更改とは? 選手と球団が年俸や契約条件を見直し、更新する手続きのことを指します。

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