パドレス、エース右腕ニック・ピベッタのトレード交渉を進める可能性

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パドレスが悲願のワールドシリーズ初優勝を目指し、エース右腕ニック・ピベッタ投手(32)の放出に向けたトレード交渉を進める可能性が浮上しています

米スポーツサイト「アスレチック」のデニス・リン記者は、パドレスが年俸削減を模索する中で、ピベッタのトレードに前向きな態度を示していると報じました

ピベッタは昨年オフにレッドソックスからフリーエージェント(FA)としてパドレスと4年総額5500万ドル(約85億円)の契約を結び、今季は見事な成績を残しました

彼は31試合に先発し、181回2/3を投げて13勝5敗、防御率2.87、190三振を記録しています

特に、fWAR(フューチャー・ウィン・アボーブ・リプレイスメント)3.7、bWAR(ベースボール・アーギュメント・ウィンズ)5.3はキャリアの最高記録となっています

しかしながら、パドレスの先発投手陣は今季から来季にかけて不透明な状況です

FAとなったディラン・シース投手がブルージェイズと7年2億1000万ドル(約315億円)で契約したほか、ダルビッシュ有投手が右ヒジ手術により全休が確実となる中、チームには明確なテコ入れが求められています

「ピベッタの価値が高いうちに放出すべき」という意見も出ており、その背景には若手選手の獲得やチーム安定化の必要性が存在します

ピベッタの契約は比較的安価であり、チームが優勝を狙うためには彼をトレードすることは魅力的な選択肢であると言えるでしょう

ただし、現時点では具体的な移籍先は不明であり、合意に達するのは難しいと見られています

さらに、パドレスはポスティングシステムでのメジャー移籍を狙う西武・今井達也投手や、巨人・岡本和真内野手、ヤクルト・村上宗隆内野手の獲得にも興味を示しています

チーム全体の年俸調整を図りつつ、若手選手の補強も進める長期的な戦略の中で、ピベッタのトレードが合理的な選択肢として浮上する可能性は今後ますます高まっています

パドレスがニック・ピベッタ投手のトレード交渉を進める可能性が高まっています。彼は今季素晴らしい成績を残したものの、チームは来季に向けての再編成を求められており、トレードによる選手の見直しは難しい選択肢となります。
キーワード解説

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